欧州ファストファッションブームは男性のタンスの中身も変えるだろうか
今発売中の日経トレンディの5月号、「安けりゃ、いいのか!?」の特集の中に、日本上陸寸前の「H&M」研究の記事が掲載されています。
6ページにわたり、H&Mのビジネスモデルの紹介から、日本での成功の可能性、そして、実際上海で購入してきたH&Mの商品を、業界でも著名な小島健輔先生や中島ゆう子先生らが、日本の企業の商品と比較しながら評価するというおもしろい内容です。実は、企画当初から、光栄ながら、私も取材に協力させていただきました。よろしかったらご一読ください。
この記事の中で、ひとつ気になっていることは、専門家の方々が、一様に、H&Mはレディースには強みがあり、即効的に日本のマーケットに与える影響は大きいが、メンズはそれほどではないのではないか、というようなご意見が多かったことです。
これは、私も同感なのですが、今回の企画を通じて、思ったことがあります。
日本のメンズカジュアルは、歴史的に、圧倒的にアメリカンカジュアル(アメカジ)の影響を受けていて、今もその傾向が強いと思います。一方、今回ブームを巻き起こすであろう欧州ファストファッションのH&Mや進出済みのZARAは、アメカジに対比していうとヨーロピアンやモードのテイストになるでしょう。
日本のメンズカジュアルマーケットの中で、このヨーロピアンというかモードのテイストは古くからありますが、当初は、べたな言い方をすると、ファッション好きの人や水商売系の人のものだったかもしれませんが、数年前から続くお兄系ブームのあたりから、かなり市民権を獲得して、大衆化も含めてシェアが確実に高まっているのを感じています。おそらく、業界も熱い視線を向けているので、需要に対して、供給も追いついてきているでしょうね。
実際、箪笥(たんす)というかクローゼットの中身もアメカジ系からヨーロピアンモード系に変わってきている方々も多いのでは・・・
H&MやZARAのブームがきっかけとなり、男性のクローゼットのアメカジ対ヨーロピアンの構成を逆転させることになるのではないか、それがメンズファッションの民主化、解放を促進するのではないか、とちょっと楽しみにしています。
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Comments
今晩は、いつもブログチェックさしてもらっています、自分は今販売の仕事をしているのですが、仕事の行き帰りの楽しみになっています、これからもブログがんばって下さい。
Posted by: ユウキ | April 14, 2008 10:54 PM
ユウキさん
おはようございます。コメントありがとうございます。
とても励みになります。
ユウキさんもお客様最前線で楽しくお仕事に励まれることお祈りいたします。
これからもよろしくお願いします。
Posted by: taka | April 15, 2008 07:57 AM