いよいよプレス活動を始めた、H&M エイチ・アンド・エム・ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン
日経新聞と繊研新聞に、日本進出の準備を進めるH&Mがこの度、日本で行った秋冬商品プレスプレビューに関する記事が掲載されていました。
以下、繊研新聞の記事を中心にまとめてみました。
ジャパン社社長の方は、75年生まれ、日本人とアメリカ人の両親をもち、東京育ちのスウェーデン国籍をもつクリスティン・エドマンさんという女性。H&Mでは3年のキャリアがあるようで、H&M香港の立ち上げに携わられたとのことです(※)。
インタビュー記事にある今回明らかになった日本戦略を以下に整理しておきましょう。
・日本市場向けに品質管理の常駐スタッフをおいた
・日本進出にあたり通常2‐3ヵ月のフロアマネージャー研修を海外店舗で1年近くかけた
・大多数は本国の企画となるが、日本向けMDを担当する人材をすでに採用している。
・大都市路面立地だけでなく郊外ショッピングセンターへの出店も検討
・09年秋開店予定の3号店は、渋谷ブックファースト跡地(マルキューから東急本店に向かう途中)約1000坪でフルラインの大型店は東京最大級のファッションストア
・秋冬コレクションが今後、プレス向けに渋谷のショールームでみられる、毎週新しい型が入荷になるらしい
ということで日本に対してグローバルMDでゆく、特別な対応はしないとしていた以前の同社のコメントを変更し、しっかり日本対策をする模様ですね。
関連記事面に、コレクションの写真と主なアイテムの価格が少しでていましたが、海外のH&Mを知る人から見ると少し割高のようで、日本のザラくらいの価格ではないかな?という印象です。
価格の付け方は
何千990円
何千490円
といったユニクロ的価格表示が目立ちます。税込でしょうかね。
これを皮切りに今後、メディアへの露出が増えて来ると思いますが、H&Mが銀座1号店開店までにどのような顧客ポジショニングを構築するか、興味が尽きません。
【※5月17日訂正】 H&M日本法人社長のエドマンさんの経歴ですが、私の繊研新聞の記事の取り違いで、誤りがありましたので訂正いたしました。エントリー時に記載した、「アシスタントブランドマネージャー」をされたのは前々職の玩具メーカーの時、「ビジネス展開ディレクター」をされたのは前職の菓子メーカーにお勤めの時だったとのこと。業界紙の記者の方にご指摘いただきました。Hさん、ありがとうございました!
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