「学ぶ組織」と「教える組織」
先日、ファッションリテイラーのクライアントさんのところで100人規模の新入社員研修の講師をさせていただきました。
新入社員と言っても、パートアルバイト(PA)さんの正社員登用の多い業界ですで、新卒入社で初めてファッション販売をされた方から、PAさんとして4年もお勤めで、すでに店長を任されている方まで業界での経験も千差万別でした。
研修のスタイルは、いつものように身近な仕事のテーマに関するグループディスカッションをベースとし、間にショート講義を織り交ぜる「参加型研修」です。
店舗での経験年数は違えど全国の新入社員=同期の方々とファッション販売に対する思いと情報の共有をして頂いた上で、研修の最後に気づいたこと、学んだこと、をまとめていただきました。
研修の狙い通り
・基本の体系的な整理
に加え、
・自分の意見の整理のしかた、他のスタッフの意見の聴き方
・身近なところにも十分活きた情報があることへの気づきとその学び方
などに関するコメントを多数頂きよかったと思いました。
さらに、少数ではありますが、
・この研修で気づいたこと、学んだことを店舗に帰ってみんなに伝えたい、教えたい
・この研修のやり方、自店の店舗ミーティングで使いたい
というコメントを書かれた方が複数いらっしゃったこと、
実は、こう感じていただけることが、私にとって、研修や勉強会のファシリテーションをさせて頂いた時の喜びのひとつであると思っています。
私は、ファッション業界に「学ぶ人財」「学ぶ組織」を育てることをライフワークのひとつにしています。
なぜなら、それが業界において、事業の継続的な成長の最低条件であるからだと思うからです。
そして、
「人は、教える時にもっとも学ぶ」
という言葉がありますね。確かピータードラッカーの「プロフェッショナルの条件」にもあったビジネスマンの金言のひとつです。
それゆえに「学ぶ」に留まらず、「学んだ」ことを、実践するとともに、「伝えたい」「教えたい」と思ってくれる人財がいる組織には、さらに大きな可能性を感じます。
「学ぶ人財」から「教える人財」へ、「学ぶ組織」から「教える組織」になる過程、それが企業の安定成長の原動力になるんだろうな、と確信しています。
そんな「教える組織」を目指すために、まずは、「学ぶ」、そして「(わかりやすく)伝える」人財、組織づくりを心がけていたいな、と思う今日この頃です。
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