ユニクロのファーストリテイリング社が開発する商業施設「ミーナ」
5月24日の日経新聞、繊研新聞、26日の日本繊維新聞に、ユニクロのファーストリテイリングが開発する商業施設、「ミーナ町田」が23日にオープンしたことに関する記事が掲載されていました。
これは05年10月のミーナ天神(マツヤレディースビル)、07年11月のミーナ津田沼(丸井跡)、08年のミーナ京都(東宝跡)、に続く4件目、都内では初の施設になります(町田は東急ハンズ跡)。
いずれも、
・駅前そこそこの好立地
・ビル一棟をファーストリテイリングが賃借し
・上層階に2層分ユニクロを配置(天神のみユザワヤが上層でユニクロは2-3階)
・その階下に郊外SCなどでもおなじみの企業やファストリグループのファッションストアが入居する
形となっているようです。
ユニクロの1店舗平均年商5億円規模の幅広い客層の集客力は、業界では魅力で、ユニクロが同じビルに入居したことによって、売上が上がった経験をお持ちの企業の方も少なくないはず。商業施設「ミーナ」はそんなユニクロの力、ある意味「ユニクロのシャワー効果」を活用しての同社のチャレンジだと思います。
ニッセン記事によると、それぞれ総床面積4500-6000坪で、初年度50億円の売上高を計画しているようですね(天神の実績は不明)。
郊外ロードサイドでは、しまむらグループが、「ファッションセンターしまむら」を核にして、カジュアルのアベイル、シャーンブル(雑貨)、バースデイ(ベビー)などを複合させたモールをいくつも立ち上げていますが、ファストリの場合は、都心部の好立地で、「ユニクロ」の力を利用しての強豪ファッションビルデベロッパーとの競合になります。
さて、ミーナは、デベロッパーとして拡大するのか、グループ企業活性化のためにユニクロを活用するのか、その目指すところは、今のところ、試行錯誤ではないかと思いますが、ますます賢く買いまわる生活者に、都心部でファストリが、どんなテナントミックスを提案できるか、今後の展開が楽しみです。
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