今年、アメリカではティーンズ・ヤング、アンダーウエアマーケットが熱い
6月3日の繊研新聞に、昨年、「リミテッドストア」と「エクスプレス」のアパレル事業を売却して、「ビクトリアズシークレット」など、ランジェリー、ヘルス&ビューティー事業に特化した、世界のファッションSPAの元祖とも言える米リミテッドブランズ社の今期計画についての記事が掲載されていました。
記事によると、同社は、市況に対応し、当初の増床計画の削減、物流センターの精度アップなどの国内ビジネスの脇固めと、今後の成長エンジンを海外ビジネスの拡大に求めるなどの政策を打ち出しているようです。
また、同社の基幹ブランド、ヴィクトリアズ・シークレットのサブブランドの「PINK(ピンク)」が好調であり、今後、成長が見込めるとして、売場拡大を含めた積極策が打ち出されそうです。
ところで、この「PINK」は、ヴィクトリアズ・シークレットの中心客層の下の世代、15-22歳の女の子をターゲットとしたアンダーウエア、ルームウエア、ランジェリー、スイムウエアラインになりますが、この「PINK」の成功以来、これらの商品群を扱う業態が、アメリカの大手トップSPA企業によって開発が進み、今年ホットなマーケットのひとつになっている模様です。チェックしておくべき主な業態は次の通り。
ブランド/展開企業/ターゲット/現在店舗数/創業/URL
○PINK(ピンク)ヴィクトリアズ・シークレット(VS)/リミテッドブランズ社/15-22歳/6店舗(但しVS店舗にコーナー展開あり)/2004年スタート
vsPINK
○aerie(エリー)/アメリカンイーグルアウトフィッターズ社/15-25歳/56店舗/2006年スタート
aerie
○Gilly Hicks(ギリーヒックス)/アバクロンビー&フィッチ社/18歳ー /5店舗/2008年スタート
Gilly Hicks
この中で、アバクロ社の第5のブランド、CEOのマイケルジェフリーズ氏が自らプロデュースする最高コンセプトと言われる、Gilly Hicksは、業界でもとても、話題になっています。URLを見ると、トップに以前はセクシーできわどいフラッシュ画像があったようですが、ポルノとみなされ自主規制しているとか。それゆえ、現在では、詳しいイメージは見ることができませんが、さすが、早くも通販しているサイトはあるようなので検索エンジンで探してみてください。
実際には、
★PINK vs aerie
★Victoria's Secret vs Gilly Hicks
の図式のようですね。アバクロが育ての親であるリミテッド社に挑戦状を突きつけているところが興味深かたりして・・・
このあたりは、日本でも、まだ開拓の余地のあるスキママーケットだと思います。
現行のプレイヤーとしては、和製ビクトリアズ・シークレットのピーチジョン(PJ)が先行しているでしょうか。PJは、すでに日本のPINKラインくらいの客層を狙っていますが、マルキュー系ブランドの追随も激しいようです。
また、ランジェリーマーケットでは、現在、メーカーがSPA化を進めていますが、ランジェリーではないもっとソフトな、ルームウエア、アンダーウエアー、ちょっとしたワンマイルウエアでおしゃれなものは、まだどこの企業にもそのポジショニングがおさえられていないような気がします。
ユニクロあたりも、最近、「BODY」ラインに力が入っているようですので、そのあたりを早速狙ってくるかもしれませんね。
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【第9位】→stay (08.6.5現在)
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Comments
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Posted by: gueshotrush | October 13, 2010 08:01 AM