スピード社レーザー・レーサーをデザインするコム・デ・ギャルソン
6月27日の日本繊維新聞に、北京オリンピックに向けて話題の競泳用水着、スピード社のレーザーレーサーをデザインしたコム・デ・ギャルソン(川久保玲氏)に関する記事が掲載されていました。
レーザー・レーサーの話題の影にもコム・デ・ギャルソンがいたことは正直勉強不足でございました。
スピード社とコム・デ・ギャルソンの提携は、05年から。競泳用水着で革新的な技術や商品を打ち出していたスピード社に、コム・デ・ギャルソン側がラブコールを送ったところから始まったそうで、レーザー・レーサーについては、スピード社からの依頼だったとのことです。
記事によると、「ファッションセンスによって水着をデザインする必要はない。なぜなら、水泳選手の身体それ自体が訓練と大変な努力と通じて”デザイン”されたものだからです。(川久保氏談)」とデザインを極力削り、精神力を表現することになったとのこと。
川久保氏らしい肩に力の入っていない自然な言葉ですね。
もうひとつ、記事で、スピード社の日本の代理店は三井物産経由ゴールドウィンですが、今回のデザイン契約には一切そういった代理店、エージェントなど日本式仲介者が介在していない、スピード社―コム・デ・ギャルソン ダイレクトなところが面白い、と述べられています。
言わんとするところは、日本のファッション業界も、かつては商社など仲介者、通訳がビジネスに介在していたのが、常識でありましたが、今や、心通じるものが言語、国境を飛び越えて、ダイレクトでビジネスをするのがあたりまえの時代なんだろうな、ということだと思います。
それにしても、レーザーレーサー、H&M日本進出のゲストデザイナー、とコム・デ・ギャルソンは、今年の日本のファッション業界のビッグトピックをしっかりさらっていきますね。
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