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June 01, 2008

会議で何を決断すべきか

 先日のブログエントリー、

 「学ぶ組織と教える組織」

 の中で、

 「教えるときにもっとも学ぶ」

 というフレーズを使ったのに関連して、ピーター・ドラッカー氏の名著

 プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

 に言及しましたが、ちょうど書棚の手の届きやすいところに置いておいた同著書を手にとりパラパラと読み返してみました。

 最近、いくつかのクライアント先で、前週を振り返り当週対策を考える「月曜定例会」や「月次営業会議」でどんなことを話すべきか、なんてことが話題になっていたのですが、ちょうどそれに対するいいヒントが出ていましたので引用してみたいと思います。

 「優先順位の決定」についての一節です。

第一に過去ではなく未来を選ぶことである。

第二に問題ではなく機会に焦点を当てることである。

第三に横並びではなく自らの方向性をもつことである。

第四に無難で容易なものではなく変革をもたらすものに照準を合わせることである。

以前読んだ時にもドッグイヤー(ページ隅の折り目) をつけ、鉛筆で線を引いていた部分でした。

 納得しながら、耳の痛い話でもあります。

 業績が厳しい時ほど、よかったこと、悪かったことのうち、悪かったこと、問題、言い訳に時間が割かれる会議を死ぬほど経験してきました。

 それより、この教訓がいうように、週報やデータや店舗巡回の中から、「未来」の「機会」に関する芽を見つけ出し論じることの必要性を感じます。

 またマーケットや他社の目先の売れ筋を追いかけ、いずれ同質化する「横並び」に危機感を感じ、むしろ顧客が自社に期待する「方向性」を追求することが大事なんだなと痛感します。

 なかなか頭ではわかっていても流されてしまいますが、これらが徹底出来てる組織が常勝集団なんだろうなということは想像に難くありません。

 会議で迷った時、読み返したい教訓だな、とあらためて思いました。

 よかったらご参考まで。

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