セール期のプロパー商戦
7月31日の繊研新聞に、百貨店婦人服売場で、7月の夏のセール期に、従来どおりの秋物の先出しプロパー商品はかなり苦戦したようですが、計画的に実需対応の新しい夏物プロパー商品を投入したアパレルブランドは好調であったとのレポート記事が掲載されていました。
キーワードは、今から秋口まで着れる、値ごろで、新鮮な商品です。
在庫を積んだ分だけ売上として結果が出ているようなので、仕掛けたところは、予想通りの結果と言えましょう。
店頭の傾向は、年々、シーズン先物買い需要が弱くなって、「今欲しいもの」に傾斜してゆく様相ですが、業界は、今までのように、プロパーだ、セールだ、の線引きにこだわらず、シームレスでもっともっと顧客が欲しいタイミングやその時、その時のあるべきプライスラインに取り組んだ方がよいと常々感じます。
プライスライン分析は、多くの企業で実践されていると思いますが、私もアパレルチェーン勤務時代にかなり突っ込んで行いました。
企業が提案した品揃えに対する、顧客の答えそのものであると実感しています。セール期だって同じで、それまでセールで作っていたプライスラインをいかに鮮度ある値ごろ品をミックスして作るか?その方が、お客さんも新鮮な商品を手に入れることが出来、企業側も粗利を落とさなくて済むので、WIN-WINだと思います。それがわかったら、2年目以降はそんな風に考えて品揃えしなければならないな、と思いながら、翌シーズンのマーチャンダイジングに取り組んだものです。
そう、固定概念や機能しなくなった古い枠組みを捨て、WIN-WINに向けて仕事をしないといけない時代なんでしょうね。
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