フランフランのバルスが客数アップで21ヵ月連続既存店増収更新中
8月25日の日経MJ一面に、家具、家庭用品、生活雑貨で女性に人気、業績も好調のバルスの基幹業態、フランフランの好調要因についての記事が掲載されていました。
同社は92年天王洲アイルにフランフラン1号店を出店して以来、「都心で暮らす25才の女性」をターゲット像に、ライフスタイル提案を軸に時代にあわせて品揃えを変化させながら人気を高めて来ました。
2008年1月期売上は22%増の約330億円
フランフラン88店舗全業態計127店(08月1期)
業態別内訳
Francfranc 88店舗
Francfranc BAZAR 17店舗
About a girl 11店舗
BALS TOKYO 4店舗
J-PERIOD 4店舗
エルベ・ガンブス 3店舗
計127店舗
業界5位ながらここ数年の成長率は業界内で群を抜いています。
同社は現在既存店が21ヵ月連続増収とファッション業界各社がうらやむ実績をあげています。
その要因は客数増にあるようです。
インテリア業界のご多分にもれず家具の販売は不調ながらも、商品回転の高い雑貨を充実させ、最低月一回は売り場の雰囲気を変え、お客さんが何度来ても飽きさせない工夫を凝らしているとのこと。
一回の買い上げ点数(セット率)が減り雑貨構成が高まる中で客単価は減少しているようですが、客数増でカバーしての増収。
客数減を客単価アップでカバーしようと腐心するアパレル業界の逆をいっています。
生活者の財布のヒモが堅い昨今、変わらぬ品揃えで企業都合の単価アップによる売上アップは至難の業どころか客数減を助長させるだけかもしれません。
それに比べ、フランフランが客数を増やしているということは、まがりなりにも顧客が売り場に足を運んでいる証拠であり、景気が上向いたときブレイクする可能性を秘めていると言えます。
ブログで時折ご紹介しているヴィレッジヴァンガードにしても業種の既存の品揃えの枠組みを超え、顧客の興味を軸に「コト」の視点で商品構成をヨコに広げているのが共通点ではないでしょうか?
ファッション業界にとっては、これまで軽視されていた服飾雑貨の構成比アップを目指すのもひとつの方法でしょうし、殻を破った品揃えの発想も必要だと思います。
館のせいにせず、今一度、顧客に期待させ、足しげく売り場に足を運んでもらう工夫、考えたいところです。
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