ユナイテッドアローズ(UA)の郊外SC向け新業態COEN(コーエン)のこの秋の計画が明らかに
8月12日の繊研新聞、日本繊維新聞、15日の日経MJに、ユナイテッドアローズが子会社を立ち上げ、この秋スタートする郊外型SC向け新業態、COEN(コーエン)の計画に関する記事が掲載されていました。これは、11日付けのUA社のプレスリリースを受けての内容です。
ニュートレンドマーケットに向けた新ストア”COEN”がユナイテッドアローズグループからスタート
以前、この業態の構想が発表された際に、ブログでもご紹介しましたが、新業態は、UAが、次なる成長エンジンとして、ファッションマーケットの成熟化とともに、ミッドトレンドマーケット(同社グリーンレーベルリラクシングが属するマーケット)とヴォリュームマーケットの間に顕在化する、そこそこのファッション感度を値ごろ価格で求めるニュートレンドマーケットに向けて、商圏の広い郊外型SCを主戦場に、開発するものです(詳細は上記プレスリリース記事にあり)。
競合は、ポイントのローリーズファーム、グローバルワーク、アンダーカレント、クロスカンパニーのアースミュージック&エコロジーおよび派生業態、ZARA、H&Mあたりでしょうか。
○20代‐30代の男女をターゲットに感度を維持しつつ、グリーンレーベルリラクシングの7割程度の価格設定
○洋服:雑貨=85:15のすべてオリジナルの品揃え
○標準売場面積60坪 年商1億-1.3億円が標準フォーマット
○イオンレイクタン(越谷)を皮切りにイオン系モールを中心に今秋16店舗の出店が決定。今後年間24店舗のペースでスピード出店
○三菱商事による商社金融機能のフル活用による店頭回転率のアップ
月坪効率は16万円と、平均60万円台をたたくUA本体と比べるとずいぶん控え目です。既存の6割以下の坪効率となると、オペレーションは根本的に変わると思いますので、別会社にされたのは納得(計画上は3割以下)。
客単価7,000円台を想定、プライスラインは以下の通りですが、イオンSCにしては、ちと高いかなぁ?というのが個人的な印象です。
アウター 9,000~19,000円
ジャケット 7,000~14,000円
パンツ 5,700~11,000円
シャツ 3,800~7,600円
ニット 3,800~8,500円
カットソー 1,900~6,600円
そうですね、ZARAくらいの価格の見え方でしょうかね。
各メディアに掲載されている商品の画像を見る限りは、価格に見合う、なかなか素敵な商品群です。
さて、価格にシビアなこれらのマーケットでどこまで潜在需要を引き出せるか、同社チャレンジに期待です。
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