米ビクトリアズ・シークレットもいよいよ東京出店?
先週9月12日の繊研新聞に、去年アパレル事業を売却して、「ビクトリアズシークレット」などのインティメイト(インナー、ランジェリー)事業と「バス&ボディーワークス」のヘルス&ビューティ事業にフォーカスした、世界第4位のファッションSPA、米リミテッドブランズが、ビクトリアズシークレット事業を2009年末から10年にかけて複数の国に出店する計画を明らかにしたことに関する記事が掲載されていました。
リミテッドブランズは、創業者でCEOのレス・ウエクスナー氏の方針で、世界最大のマーケットであるアメリカで伸ばせる間は海外には進出しない、という方針を貫いて来ましたが、そんな同社が海外進出を打ち出すということは、米国国内マーケットの低迷、飽和感も鮮明になってきたということでしょう。
記事によると、同事業のCEOの方が、ビクトリアズシークレットの東京出店についても「いつとはまだ言えないが、いつかは出店する」と明言されているそうです。
ビクトリアズシークレットは、海外通販には対応しており、東京にも、日本語でのオーダーサポートと返品対応のためのコールセンターは10年ほど前からあり、潜在需要はしっかりつかまれているはず。世界のファッションSPAの元祖と言える、リミテッドブランズの基幹業態が日本に来るとなれば、その計算されたマーチャンダイジング、オペレーションを日本の生活者が享受できる日が来るということで、とても楽しみであります。
来年日本に進出するアバクロも、もとはと言えばリミテッドグループで、そのDNAがあってか、海外進出は二の次と考えていた企業。同社の欧州、日本進出には、アメリカの既存店の前年割れが恒常的になって来たことも背景にあります。
その他、多くの米国勝ち組ファッションチェーンが欧州、日本進出をもくろんでいるのを最近、特に耳にするようになりました。
日本ファッション企業の新興国への出店も中長期的な課題だとは思いますが、欧米企業の襲来に対し、日本本土で繰り広げられる世界戦に臨み、お互い切磋琢磨し、生活者の購買行動をしっかり見つめて、自らのビジネスモデルに磨きをかけることが、大切であるのは言うまでもないでしょう。
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