安易な低価格戦略はユニクロの思う壺(つぼ)?
12月12日の繊研新聞に、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井会長のインタビュー記事が掲載されていましたが、気になった部分を引用します。
「(厳しい市況はまだ1、2年続くと思われるが)来年以降、価格設定をどうするかは慎重に考えないといけない微妙な問題だが、当面、据え置くつもり。その上で、円高メリットなどを生かしてより一層の品質向上を実現したい。競合先が価格を意識して品質を落としてきたら、うちはますます有利になる。」
もともとのユニクロの競合、特にジーンズ量販チェーン、GMS衣料売場はもちろん、中間価格帯のファッションビルに入っている専門店、百貨店であろうとも、客数を奪回しようと、価格を落とすために品質も下げてしまったら、ユニクロの品質向上がますます際立ち、ホント、ユニクロの「思う壺」だと思います。
ユニクロは低価格ながら、価格以上の商品価値を品質向上で実現している企業。
昨今の「ひとり勝ち」ぶりは、もともと低価格志向の層の期待に応えているというより、上質を好む、従来上層マーケットでファッション消費をしていた「上から下りてきた層」から認められたことによる、ということは、最近の店頭を見たり、口コミを聞けばわかることです。
「価格以上の価値」「お値段以上・・・」がキーワードである時代に、それに反する行為は非常に危険といわざるを得ません。
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Comments
始めましてtoyoposと申します。
R2にて、ご紹介がございましたので
お訪ねして見ました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
Posted by: toyopos | December 15, 2008 08:57 AM
toyopos様
コメントありがとうございました。
ブログも拝見しましたが、
ものすごいフットワークですね。私も見習わなければ・・・
こちらこそよろしくお願いいたします。
Posted by: taka | December 15, 2008 11:41 AM