海外高級ブランドの値下げ
12月6日の日経新聞に、最近、新聞紙上で取り上げらているラグジュアリーブランドの値下げについて、各ブランドごとの値下げ幅がまとめて掲載されていたのでご紹介しておきます。
ブランド名 | 実施日 | 値下幅 |
フェラガモ | 11月初旬 | 8.8-14.6% |
フェンディ | 11月15日 | 10% |
S.Tデュポン | 11月21日 | 10% |
カルティエ | 11月21日 | 10% |
ティファニー | 11月22日 | 5% |
モンブラン | 11月27日 | 10% |
ルイ・ヴィトン | 11月29日 | 7% |
ディオール | 12月2日 | 8% |
世界金融危機による急激な消費の冷え込みで日本のラグジュアリーブランドの売上はブランドによっては、前年比5がけ(50%)?、4がけ(40%)!?にまで落ち込んでいる噂を耳にします。
これまでの売上の3割が株で儲けたプチ富裕層&外資系金融会社サラリーマン、さらに3割が新興国からの観光客需要とみたら、あながちその数字も当たらずとも遠からずかもしれません。
この状況にテコ入れすべく、最近の円高ユーロ安を原資に年末商戦に向けて各ブランドが需要を刺激すべく、値下げを行っているのが今回の事情です。実際に商品原価が安くなるのは、ユーロ安後に輸入するものになりますが、各ブランド、輸入済みのもの含めて、商機を逃すまいと前倒しで値下げに踏み切った模様です。
ところで、1年前のユーロは1ユーロ=160円、最近は1ユーロ=118円で、その間、ユーロは円に対して25%も安くなっているんですね。
ならば、もっと安くならないものかと、ちょっと輸入原価計算をかけてみたところ、なるほど値下げは輸入原価減額相当分だけ、利益(粗利額)は従来のまましっかり確保しようとすると、ちょうと8-10%くらいの値下げが適当かな、という計算になります。
ってことで、まだまだラグジュアリーブランド側は、企業努力をして値下げをするところまでは至っていないようなので、まだまだ値下げ余力はありそうな感じです。みんなで買い控えていたら、そのうち再値下げってなこともあるかもしれません(笑)。
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