【特別企画】ブログ投稿1000件を振りかえって(3)
ブログエントリー1000件を振りかえって、
○アクセスの多かった記事
○自分が印象に残っている記事
などをご紹介しています。
第3回目は、ブログ開始2年目の1年間(2006年3月~2007年3月くらい)です。
■改正まちづくり三法施行に向けての動き
それまで成長企業がエンジンとして当てにしていた郊外SC商圏の拡大。これらが実質規制となる条例が07年秋に施行される前のファッションん流通企業の動きに注目していました。
この記事自体は、前年の12月のエントリーでしたが、各企業が動きを始めたこの間に、多くのアクセスを頂きました。
条例施行後の注目は、やはり都心部の大商圏。日本最高の立地をもつJRグループの駅ビルの動向、百貨店の改装、一方、しまむらなど従来、地方、郊外を主戦場にしていた勝ち組企業たちの都心部進出への期待でした。
丸井出店が熱くする都心百貨店改装ラッシュ(06.08.04)
しまむら1000店舗突破、いざ都市部攻略へ(06.10.28)
■次世代に向けたユニクロの試行錯誤
ユニクロが世界レベルのファストファッションとの競合に向けて、いろいろなチャレンジをした1年でした。
日本ファッションウィーク(JFW)にユニクロ登場(06.08.07)
ユニクロ・デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト(06.08.24)
GAP、LIMITED、H&M、TOPSHOP・・・世界の大手SPAが行った手法をベンチマークし、次々と施策を繰り出したユニクロ。この間、ユニクロにとって、何がよくて何が合わないのか?一勝九敗式にチャレンジすることで、いろんなことが検証されたのではないかと思います。
■H&M日本進出発表と世界ファッションSPAの世代交代
そんな矢先、H&Mの日本上陸が発表されます。
H&M(エッチアンドエム)、2008年秋 日本進出(06.12.12)
私はちょっと早いのでは?とも思っていましたが、結果は、ドンピシャのタイミングだったのではないかと思います。
その後、アメリカの大手ファッションSPA、いわゆる第1世代SPAのギャップ、リミテッドの成長に翳りが見え始め、第2世代SPA、ZARAを擁するスペインのインディテックス、スウェーデンのH&Mの猛烈な追撃、世代交代の様相が顕著に現れます。
米GAP、2年連続減収減益。世界SPAの世代交代鮮明(07.03.02)
ZARA(ザラ)のインディテックスグループの驚異的な成長(07.03.22)
米リミテッドブランズがアパレル事業を売却?(07.04.24)
米リミテッドブランズ社 リミテッドストア売却でファッションアパレルビジネスから実質撤退(07.07.10)
世界で始めてアパレルSPAチェーンモデルを体系立てたといっても過言ではない、リミテッドブランズCEOのレス・ウエックスナー氏の「もはやアパレルビジネスはエキサイティングではない」の言葉に象徴されています。
■クールジャパン
第3回の最後に、この間のエントリーの中で、私がもっとも印象に残っている記事をご紹介します。
国内商圏そのものの大きな転換期、そして、世界的なファッションビジネスのマクロトレンドの変化、その渦に巻き込まれる日本の中で、ユニクロだけが危機感とグローバルセンスを持って、とにかく手を打ち続けている構図が浮き彫りになりました。
その継続的な行動力、試行錯誤が今のユニクロの業績につながっているのでしょう。
このエントリーにもあるように、世界が認める日本のファッションビジネスの潜在性、将来性、そして、日本人のカイゼン精神と可能性を信じ、もっともっと多くの企業がチャレンジをして欲しいと期待をする毎日です。
<次回に続く>
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