伸びるランニング関連消費
1月30日の日経MJ1面に2007年に始まった東京マラソンが契機になって盛り上がるランニング関連消費に関する記事が掲載されていました。
以前スポーツウエアー、シューズ業界の方と世間話をしていたところ、スポーツ市場は、分野別に見ると、スキーを筆頭に野球、テニスなどDOスポーツ系は縮小の一途のようですが、ライフスタイル系、すなわち、カジュアルウエアとスポーツの境目的なアイテムであったり、ヨガ関連、そして近年のランニングブームで、マーケットは毎年微増しているとのこと。
東京マラソン以降、ランニング関連市場は、国内外のスポーツブランドにプチ特需をもたらしているようです。
記事によると、マーケットの拡大は20‐40歳代の女性が牽引、20代の男性もつられて?増えているとのこと。
皇居の周りに、仕事帰りのOLやビジネスマンを狙った着替え用のロッカーとシャワールームを貸し出す拠点が増え、大手スポーツブランドも相次いでランニングのコンセプトストアを開業、各種イベントを開催しているようですね。
気になるランニング愛好者の素顔と消費関連の話ですが、記事によると
4割が世帯収入900万円以上、その他のスポーツ愛好家に比べて経済動向や景気、健康・医療、旅行などに特に関心が高い方々が多いようです(博報堂生活総合研究所調べ)。そこそこ高い収入を得る自分に投資を惜しまない教養人ってイメージでしょうかね。
ランニングにはさほど費用はかからないイメージかもしれませんが、用品の購入だけで平均年間3万3423円、それ以外に施設利用費、会費、参加料、スクール料で平均年間6万9069円かけているとのこと。
関連衣料品に季節(3ヶ月)ごとに支出する金額は?というアンケートには、一人あたりの最多価格帯は1万円~1万5000円、平均で行くと9000円弱というところでしょうか(日経MJ調べ)。これは隅におけないライフスタイル系ファッション消費の一部かもしれませんね。
そんな拡大する「コト」需要を、アパレル企業も放って置く訳もなく、UAはサウンドグッドを立ち上げましたし(コンセプトはよかったものの、こだわりすぎて高いものばかりだったせいでしょうか、採算のメドが立たず撤退決定)、最近のユニクロの大型店を見ていると、ランニング関連消費を意識したようなファッション性の高いスポーツ向けアイテムが目につきます。
ユニクロのそれらのラインの商品は、機能素材にこれまでのユニクロでは考えられなかった表地と裏地(蛍光色まで使ってる)の配色の洗練された美しさ、当然価格はアウターでも2900‐3900円と安い!米GAPも、成長マーケットと認識し、アスレタというライフスタイル系スポーツブランドを買収しましたしね・・・今年はユニクロが、次なる成長エンジンとして、ナイキ、アディダス、プーマ、アシックス、ミズノ・・・メジャーブランドが圧倒的に強いと言われるスポーツウエア市場に自らのアスレチックライン?で切り込み、風穴をあけようとしているのか?ちょっと興味深く観察しております。
余談ですが、健康に気遣う年ごろになった私も、今年からニンテンドーDS「歩いてわかる生活リズム」を使って、小5の娘ともども、毎日目標歩数達成を歩くことが快感になりました。春にはケイタイを買い替えようと思いますが、au Smart Sportsに対応する機種にでもして、数年ぶりにランニングを再開する機会をうかがっています。
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