住友商事がアシェット婦人画報社に出資、雑誌『エル』のECサイトを運営
1月15日の日経新聞、16日の繊研新聞、日本繊維新聞に、住友商事が、マルチチャネルリテール戦略の一環として、フランスのメディアコングロマリット、ラガーデールグループ傘下のアシェット婦人画報社の株式34%を取得し、人気ファッション雑誌『ELLE(エル)』のECサイトを運営することに関する記事が掲載されています。
同社は出資にあたり、役員を含む人員を送り込み、新規事業としてEC部門を立ち上げ、雑誌「エル」、既存サイト「エル・オンライン」と連動しながら、ラグジュアリーブランドから新鋭ブランドまで100のブランドを販売し、初年度60万人の会員を見込み、4年後にはアシェット婦人画報社の年商の5割を超える100億円規模にしようというものです。同社の子会社でTV通販最大手である、ジュピターチャンネルあたりとの連動も期待できそうですね。
その昔、商社アパレル部門と雑誌出版社の関係となると、商社が人気雑誌のブランド名の商標使用権(ライセンス)を取得し、量販メーカーに切り売りしてライセンス料のピンはねをするのが関の山だったと思います。
しかしながら、いまや、知名度のあるネーム、ブランド名を借りてきて付けさえすれば(ライセンス)商品が売れるというビジネスモデルは終焉しつつあると思います。
住友商事の今回の出資は、、商社と言えども生活者のマインドを理解しながら、直接リーチし、腰をすえて事業を育成しなければ未来はない、ということを体現しようとしているように思えます。
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