北風と太陽
1月23日の繊研新聞の「視点」という記者の方によるコラムと思われる欄に「機会を作る」という見出しの話が載っており、いい話だったので、ご紹介します。
生活者が、高価な洋服やアクセサリーが素敵だと思って買ってもなかなか使う機会が無いもの。
ある婦人服メーカーの社長さんが「身につけて行く場所がないから多くの消費者は安いカジュアル商品に流れている」と思い、機会を作ればタンスの肥やしを身につけたり、新しい物を買うのではないかと発想、ホテルでパーティーを開催したところ、高価な洋服やアクセサリーなど新たな需要につながった、という話。
こういう前向きな話、好きですね。
イソップ寓話になぞらえて言えば、今、売れないからと、固定客にむやみにアプローチをする頻度を増やしたり、あるいは安くすれば売れると顧客の気持ちに配慮のない低価格戦略をとるような「北風」方式よりも、顧客が輝く素敵な機会を作ることによって、顧客自らが進んで新しい需要に動く「太陽」方式が功を奏したわけですね。
生活者は、無駄なものは買わないのではなく、そんな新しい機会、新しい買い方、新しいストーリーを求めているのではないでしょうか?
忘れかけてたそんな発想、身の回りでも、働かせてみてはいかがでしょうか?
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