2月17日の日本繊維新聞に執筆記事「ファッションの民主化(下)」が掲載されました。
2月17日付けの日本繊維新聞(ニッセン)さんに隔月3回シリーズで執筆していた「ファッションの民主化~ファストファッションの挑戦状」の最終回(下)が掲載されました。
1回目(10月21日付)は、ファストファッションがファッションマーケットに浸透してゆくプロセスをマクロトレンドとしてとらえ、2回目(12月16日付)は、その流通革新の旗手としてのSPA(製造小売)のビジネスモデルの本質を解説しましたが、3回目の今回は、国内外のファストファッション企業が店頭で行っている顧客満足実現へのチャレンジの事例をいくつかご紹介して業界への問題提起という形で締めました。
業界で顧客満足というと、店頭での接客の理念やテクニック、そのための人財育成が中心に考えられ、そこを一生懸命強化しようとしますが、いくら販売スタッフさんが、売場演出や接客の技術を磨いても、一方で、本部がそれを支援するためのしっかりとした品揃え&投入計画、必要十分な「弾込め」を怠っていたら、店頭の努力も浮かばれませんし、当然、お客さんもがっかりですね。
ご紹介しているZARA、H&M、しまむら、ユニクロなどの事例、彼らはセルフ販売主体ですが、接客販売、セルフ販売問わず、それ以前にファッション企業が整えておくべき課題があると思います。
○店頭の鮮度をどう維持するか
○限られた店舗スペースの中で、どのように顧客の選択肢を増やすか
○欠品に対してどう対応するか
○顧客の返品交換への不安をどう払しょくし、顧客との関係を継続するか
の属人的ではなく、組織的なアプローチです。
そして、SPA化、あるいは直営店運営の目的が、中間業者削減(ナカヌキ)によるコストダウンや粗利率アップといった短絡的なものではなく、作り手と顧客との距離が近いからこそのご利益(ごりやく)をどうアドバンテージとしていくかが、成功のキーポイントであると・・・。
ご興味あれば、記事の方、お読みください。
今回、日本繊維新聞さんに業界の方むけとして、「ファッションの民主化~ファストファッションの挑戦状」を執筆させていただきましたが、実は、並行して、同じビジネストレンドを生活者の側から読んでいただこうと、共同通信さんに「ファッション消費革命」という12回シリーズの連載記事も書かせていただいておりました。
おかげ様で、全国の地方紙が10紙以上取り上げていただきました。感謝です。
これらの記事は、時期が来たら別ブログを立てて公開して行こうと考えています。お楽しみに・・・
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