フランドルがサプライチェーン共同出資の新SPA会社設立
2月4日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞によると、百貨店向け婦人服を主力とするアパレル大手のフランドル(08年02月期で連結売上高610億円)が、商社、香港アパレル製造メーカーなどの出資を受けて、欧米SPAに対抗するカジュアル衣料中心の製造小売SPA会社、ITS(イッツ)インターナショナルを設立するとのことです。
新会社は09年3月設立。資本金4億円の内訳は、フランドルの親会社INEDビジネスファッションプランニング66%、住金物産15%、帝人ファイバー10%、NI帝人商事5%、フェニックスホンコン(日系ニットメーカー;4%)で、社長はフランドルの栗田社長が就任されるとのこと。
フランドル既存の取り組み商社とメーカーを巻き込んで共同で行う日本型?SPAのようで、素材開発から製品販売まで、フランドルの企画力を活かし、直営店で値ごろのファッションを販売、H&M、ZARAなど欧米SPAが盛り上げるファストファッションマーケットに参戦しようというもの。
記事によると、2010年原宿に大型店を出店(明治通り沿いのルアーコンシャスの業態転換の模様)するのを皮切りに
初年度 年商15億円
2014年度 同 200億円(大型店5店舗、中小型店125店舗)
という計画を立てられているようです。
フランドルは、百貨店ヤング、キャリア向け主力アパレルですが、百貨店マーケットの中でも、いわゆるマーケットイン型のファストファッション(比較的値ごろ、期中変化対応力あり)的なビジネスモデルで成長した企業という位置だと思います。
同社のブランドリストはこちら
顧客ターゲットや価格帯は記事には掲載されていませんでしたが(原宿に大型1号店でなんとなく想像はつきますが・・・)、そんな同社が、別会社を設立し、新しいファストファッション型ビジネスモデルにチャレンジされるのは、とても興味深いところですね。
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