イトーヨーカ堂の不要品下取りセール
今日の新聞にもチラシが入っていたイトーヨーカ堂の不要品下取りセール。第1回目から興味深く顧客動向を見ていましたが、やはり、顧客に好評、そして売上好調のようです。
3月25日の日経MJに、イトーヨーカ堂、ワコール、ユニクロが行っている不要品回収キャンペーンに関する記事が掲載されていました。
各社、回収目的、方法はいろいろですが、エコマインドに訴えかけながら、生活者のタンスを空け、来店を促すという共通点があり、成果が出ているようです。
イトーヨーカ堂・・・直近のセール内容は、衣料品・住まいの品3000円以上お買い上げの方対象に、不要になった衣料品、住まいの品55品目を1点あたり500円で買い取る(上限6点まで)。これまで5回のキャンペーンで計168万点回収。回収したものは、状態に応じて国内リサイクル、海外援助品として輸出、または、廃棄するとのこと。最初の2回の開催期間の衣料品売上高は前年対比2割増だったようです。
ワコール・・・不要になったランジェリーを店頭で配布したエコ紙袋(素敵な絵柄の袋ですね)に入れて持ってきてもらう。下着ゆえに人目を気にして捨てるのをためらう女性客の心理にも応え、これまで6200枚を回収。戻り率10%強と、従来のDM(同1-5%)を遥かに上回る再来店効果。回収した袋は開封せずに固形燃料に加工するリサイクルを行う。
ユニクロ・・・毎年3月、9月に開催している「サンキューリサイクル」キャンペーン。ユニクロで購入した、まだ着ることのできる商品が対象で、2008年は前年比倍増の159万点を回収。回収品は、政府系機関を通じて9割をアジア、アフリカ難民キャンプに寄贈。
イトーヨーカ堂の下取りセールは、過去5回のキャンペーン中、私自身も2回ほど買取してもらったものです。必ずしも、同じ部門のものを買い替えるわけではないんですけどね。
ちょうど買いたい日用品があったので、要らないもの(他社で買った服)を持って行って、割引してもらったって感覚です。でも、確かに、下取りライン(5000円や3000円)まで、不急なもの(乾電池とか)でも、何かを買い足してしまいたくなる心理は働きますね。
それからわれわれも処分するのには難儀な、スーツケースや家電製品なんかの下取りは実際助かると思います。
直(じか)値引き、ポイント倍増、名ばかりの還元セールもマンネリ化した今、下取りセールや現金キャッシュバックセールなど同じ値引きでも、世相を読み、名目を変えて顧客の心理に訴えかける値引きのアイデアを繰り出すイトーヨーカ堂には、今もなお、流通業界をリードする販促の巧さを感じます。
しかしながら、不要衣料品を下取りしてもらっても、なかなか買ってもいいかなと思う衣料品が個人的には見つからないのが残念ですが・・・
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