ファッション企業のECサイトに関するビジネストレンド
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5月13日の繊研新聞に、ユナイテッドアローズが、かつて自社開発してその後閉鎖していた独自ECサイトをZOZOタウンのスタートトゥデイに運営を委託して再チャレンジするとの記事が掲載されていましたが・・・
このスタートトゥデイによる独自ECサイト運営支援は、ビームスに次ぐ2号案件、14日の繊研新聞には3号案件として、ヒステリックグラマーが予定されているとの記事も掲載されていました。3社はいずれもZOZOタウンにも出店しています。
以前、スタートトゥデイのこの運営支援事業に関する記事も書いていますので、よろしかったらご参考まで
ZOZO TOWN(ゾゾタウン)のスタートトゥデイがアパレルEC事業支援の子会社設立
これらの記事を読んで、ECサイトは同じリテイルビジネスでありながら、そう簡単ではない、異質のビジネスであることを感じさせるニュースという印象を受けました。
イメージを大切にしながら、しっかり利益に結びつく運営は、スペシャリストに任せる、「餅屋は餅屋」、という結論を出すブランド企業たち。
一方、少し前、4月22日の繊研新聞に大手アパレルメーカー各社が、遅ればせながら、ようやく独自ECサイトに本腰を入れ始め、実店舗とECサイトの(販売)「時差」を縮めるために、独自の物流や撮影業務のインフラ整備を進めているなんて記事が掲載されていましたが・・・
何か明暗というか、それこそ時差を感じるものがありました。
○変に自前でやるよりも、イメージづくりを優先するのであれば、プロに任せる!
○リアル店舗、複数のECサイトで同時に販売している同一商品在庫を、いかに、ロケーションを分散させずに一元管理することによって、各所で限りなく販売機会ロスを減らしながら、かつ全体在庫が過多に陥らないようにするか?
特に、ZOZOタウンに出店しているリテイル系ブランド企業の、スタートトゥデイへのECサイト運営委託は、そんな意図もあるのでしょう。
最近の、リアル店舗を持つブランド企業のECサイト周りの課題を聞いていると、ECビジネスの関心は、新たな販路、販売機会の創出というより、すでにキャッシュフローを意識した効率販売の方へと行っているような気がしますが・・・
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