4月は客数回復基調
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一般紙、業界紙、新聞紙上に上場ファッション流通企業の4月の月次業績報告が掲載されていますが、業績回復基調を感じます。
各社の基礎体力のバロメーター、株価にも影響を及ぼす既存店売上前年比ですが、
・20日締めのしまむら、西松屋チェーンが客数増(それぞれ103.8%、102.6%))で売上高前年越え(それぞれ103.3%、100.3%)
・末日締めのユニクロはなんと客数117.6%で、売上119.2%と驚異的な伸び
・その他、ポイント、ユナイテッドアローズは売上高こそ前年割れ(それぞれ97%、93.9%)をしているものの、客数は回復(同100.4%、100.1%)。
と以前から「客数」を大事にしている企業が客数を回復させてきているのは、明るい兆しと言えます。
売れない時もしっかり客数だけはおさえようとする企業はいざという時、強いのは、小売の常識と言えますので、今後もそこのところ注目でしょう。
それにしても、ユニクロは6ヶ月連続で既存店売上前年越え、特に客数の二桁増は見事です。
ゴールデンウィークは当然、原宿神宮前交差点界隈のファストファッション戦争がメディア含めて業界の注目の的でしたが、その一方で、さほどスポットは当たりませんでしたが、4月24日に新宿西口駅前にオープンしたユニクロのメガストアは、複数の情報によると、初日に、どうやら、H&M銀座店の初日より売った模様ですね。
新宿が一番店というファッション企業はたくさんあるので、ユニクロの中でもトップクラスの売上を上げるだろうという予想はついていましたが、それにしても凄すぎる。
当日夕方、私も入店してみましたが、常時、入場規制をしながら(これはむしろ「煽り」というより、狭い通路での、混乱をさけるためのもの)各階レジ前に20-30人のお客さんが並び、それぞれ6台前後のレジがフル稼働状態。
確かにオープン限定価格もあったとは言え、お客さんの地元にはユニクロはあるだろうし、商品も変わらないのに、なんで、わざわざみんな並んでまでこんなに買うのか?とあっけにとられたものでした。
レジ待ちのお客さんが何を手に持っているかをチェックして歩くと、まさしく、業界関係者が、今売れない理由にしている、カットソーを中心とした「不要不急品」ですよ!
これらの、不要不急品?は、「今買わなくてもいいもの」、かもしれないけど、実は、「何枚あってもいいもの」、でもあります。
これは、業界大手各社がリストラ、絞込み、コンサバ化、安くすればいいだろう、という方向に向かう中(それって、聞こえはいいけど、顧客からの見た目は退化だと思うのですがね・・・)、一方で、SKU数、特に商品バリエーションとカラーを増やし、品質的にも進化し続けている「ユニクロへの期待感」そのものなんだろうな、と納得して、店をあとにしたものでした。
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