コレクトポイント原宿店の見所
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今日5月1日は、暦では平日ですが、すっかりゴールデンウィーク入りした人出の原宿神宮前交差点界隈をランチの後に歩いて回りました。
オープンして3日目のフォーエバー21は、ソフトバンクの前まで行列ゆえ、又の機会に。今後もチャンスを見て立ち寄り、さほど待たずに入れるタイミングをうかがいたいと思いますが、一般的に「(新店)オープン効果」は6-8週間くらいはあるものですから、その前後の違いはしっかり見比べたいと思います。
お隣のH&Mも入場制限してもよいくらいのお客さんの入りで賑わっていましたね。相乗効果もあるのでしょう。行列が出来なくなったり、メディアが騒がなくなると(聞くところによると、同社は、次の新店まであまり取材は受けないポリシーのようです)、勢いがなくなったとか、苦戦していると噂されるものですが、しょっちゅう覗きますが、今でも、店内は、お客さんでいっぱいですよ。
さて、今日は、そんな欧米ファストファッションを迎え撃つ、日本のファストファッションの雄、ポイントのブランド複合大型店、コレクトポイント原宿旗艦店を訪問した感想を少々・・・
結論を先に言うと、顧客の購買行動の視点に立った、また、顧客の反応に柔軟に対応できる、同社らしいブランド複合大型店だと思いました。
同店のブランド構成は、
1F 左 ウィメンズ‐ローリーズファーム(奥)、アパートバイローリーズ(手前)
右 メンズ‐レイジブルー
2F 左 ウィメンズ‐ジーナシス、へザー、トランスコンチネンツ
右 メンズ‐ハレ、トランスコンチネンツ
になりますが、まず、パッと見て、いいな、わかってるな(商売人として)、と思ったのは、ブランド間に壁がない、ボーダレスなところでしょうか。
おそらく、他社のブランド複合店だったら、きっとブランド(事業部)の主張、縄張り?よろしく、ブランドごとに箱を作り、壁を立ててそれぞれの世界観の内装を施していたでしょうね。
過去に、そんな事例を見るたびに、ああ、せっかく高い家賃払って「大型店」を出店しているのに、そのメリットを発揮しておらず、もったいないな、と思っていましたから。
そんな売場環境の中で、同社の多くのウィメンズブランドが、「ローリーズファーム」からの派生ブランドですから、隣り合わせのブランドの服をコーディネートしても相性がよいようですね。
また、それぞれのブランドが、マーケットの売れ筋追及型なので、当然、似寄商品が並び、同質化が危ぶまれますが、一方、顧客の立場から見ると、同じお店で、比較購買ができてよいのではないかと思いました。
それから、同じテイストのメンズブランドが、それぞれ同じフロアーにあるので、カップルは一緒に、ゆっくりお買い物が楽しめそうです。
この壁のない売場構造は、顧客の当たりを見て、ブランドの配置を自由に変えられるところにも強みがありますね。仮説検証型売り場・・・そこが一番の利点でしょうか。
実際、オープン前に、一旦配置された商品構成バランスを見て、ブランドの配置をひっくり返したとか。
この構造なら、極論、時間帯単位でも、来店顧客に合わせて自由自在に売場の顔や打ち出しを変えられるだろうなと納得。
今後、その変化を見るのも同社の意図が垣間見れて面白いかもしれません。
一方、気になったのは、トランスコンチネンツのポジショニングですね。
ポイントに吸収されて、再スタートをされたわけですが、ポイントの他ブランドの卒業生向けのブランドにするのか、あるいは、独自路線を行き、UAのグリーンレーベルリラクシング(GLR)の競合となるのか、試行錯誤中とお見受けしました。
東急がやってたころのトランスコンチファンとしましては、GLRくらいの価格でも構わないので、ポイントの他ブランドの卒業生を取り込めるベーシックながらも、ディテールにはこだわりを持った、トラベルコンセプト(当然服飾雑貨も充実)のブランドに仕上げてくださるとうれしいなと思った次第です。
H&Mやフォーエバー21に比べると地味なスタートを切っていますが、大型店の強みの体をなしているお店だと思いました。そして、路面大型店の強みは、ジワリジワリと顧客、ファンが増えて行くところだと思います。今後のブラッシュアップを楽しみにしています。
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