ファッション専門学校生のファッション意識調査
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6月25日の繊研新聞に、毎年恒例のファッション専門学校に通う学生さんに対するファッション意識調査の結果が掲載されていました。
サンプル数は2023人、男性444人、女性1574人
好きなブランド
1位 ヴィヴィアンウエストウッド-60人
2位 コムデギャルソン-43人
3位 ザラ-37人
4位 ツモリチサト-35人
5位 ユニクロ-34人
よく買うブランド
1位 ユニクロ-155人
2位 ローリーズファーム-65人
3位 ザラ-62人
4位 ジーナシス-39人
5位 古着-36人
昨年同様の記事に対して、コメントしたブログエントリーはこちら
将来ファッション業界を背負って立つ学生さんたちの答え、調査結果を見て、昨年と比べて特筆すべきことは、
○よく買うブランド、ユニクロが2年連続1位。人数は5割増。好きなブランドでも5位にランクイン。
○好きなブランド、よく買うブランドともに、ザラが3位に躍進
○よく買うブランド、古着が5位となり、6位のビームスを上回る
○古着店では、ウィゴーがハンジローを逆転
○ファッションビルではルミネが1位で昨年のパルコを逆転
昨年と同じ傾向がますます強まり、ユニクロ、ファストファッション、古着に対する好みが高まっていますね。
ここまでは、現代の同世代のファッション購買行動そのものなので、共感しつつ、将来、等身大の企画デザインができる人材が育って行くことが楽しみだなぁ、と言えますが・・・
目をその隣にやって、アンケートに答えた学生さんが卒業後の就職にあたって、「注目している企業」のところ、毎年トップだった、イッセイミヤケグループのエイネットをおさえ、ユニクロが1位になっている、そして、実際に「就職を希望する企業」にもユニクロが躍進して6位にランクインしていることにふと気がつきました。
ファッション専門学校生の中で、国民の10人に8人が着れる服を大量生産するユニクロに注目をし、就職を希望する人が増えているというのも現実なのかなぁと思いました。
その事実を見て、将来、彼女、彼らが望むクリエイティブなお仕事がユニクロでできるようになるかどうかは、この秋から始まるジルサンダーさんとのプロジェクトにかかってくるのかなぁ、と勝手に想像しておりました。
【訂正とお詫び】当初このエントリーをアップした際、ユニクロが「就職を希望する企業」の1位と書いてしまいました。正しくは、上記のとおりです。訂正してお詫びいたします。
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【第14位】→stay(09.6.26現在)
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Comments
いつも拝見させて頂いています。僕は専門学校でファッションビジネスを学んでいます。この統計結果は驚きました。対象者がデザインの方を学んでいるとしたら…先のファッション業界を危惧してしまう気もしますね。要因としては、ユニクロやローリーズでもモノトーンやペールカラーにすれば"ソレっぽい"格好が出来るから、又は、単純に「ファッション」の定義が多様化したから、とかなのでしょうか?(幼稚な考察で大変恐縮です)
とても興味深い記事でした。長文失礼しました。
Posted by: HOWPE | June 27, 2009 12:25 AM
HOWPEさん
コメントありがとうございます。
ファッションビジネスと言っても、クリエーションを提供するだけでなく、生活者の自己実現を手助けする、つまり最良のパーツを提供するというのも役割ですからね。
そして、ファッションの本質とセオリーを理解していなければ、後者も全うできないと思っています。
HOWPEさんも、これから、たくさん学ばれて、将来の日本のファッションビジネスをもっともっと楽しくしていってくださいね。応援しています。
Posted by: taka | June 28, 2009 07:15 AM