ウィゴー(WEGO)が若槻千夏の古着ブランドを支援
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6月8日の繊研新聞にユーズドミックスチェーン御三家のひとつ、WEGO(ウィゴー)が、昨年からアメリカ古着の買い付け、ネットでの国内販売活動を始めていたタレントの若槻千夏ちゃんを支援し、この夏から彼女が買付する古着とオリジナルの新品をミックスした新ブランド ”WC” の店頭販売、単独店舗の出店をすることに関する社長インタビュー記事が掲載されていました。
自らが欧米古着の買い付け、ちっちゃなお店での店頭販売という起業スタイルからビジネスをスタートし、いまや古着を取り扱うファッションストアでは国内トップ、年商104億円規模に登りつめたウィゴーの中澤社長ですが、最近では買い付けたい古着(80-90年代のタイトめ)と実際出回っている古着(2000年以降のビッグサイズ)のギャップから同社の古着取り扱い構成比は15-20%に低下。顧客の需要に応えながら古着との相性のよい新品の開発、調達、構成比アップを進めていたところ。
これに対し一年以上の古着買付販売の試行錯誤を続けて来た若槻千夏ちゃんと組んだのは、同社の古着の原点の再確認とともに、彼女のチャレンジと自身の起業ストーリーと重なるところがあったからのようです。
参入障壁がなく、小資本での起業も可能なアパレル業界では、その昔、ロスアンゼルスやパリで古着を買付し、フリーマーケットでの販売からスタートしたといった起業家の方々も少なくありませんでしたね。そんな経験を持つ企業家さん、社長さんたちのサクセスストーリーはいつも聞いていて元気になるものです。
また、起業以来、低価格ながら一点ものの古着を核にすえ、無理に背伸びをせず、おしゃれ初心者のための「エントランス(入口)ファッションストア」のポジショニングを貫いてきたウィゴーのビジネスコンセプトにも共感するところ大です。
その点において、ウィゴーは、都心で寮生活を始める大学生のための品揃え、出店立地にこだわった米アーバンアウトフィッターズのポジショニングに似ているところがあると思います。
U29世代のファッションには欠かせないパーツである古着。
巷のタレントコラボ企画とは一味違ったWEGOの「古着再確認」プロジェクトは、渋原系ブームの後押しもあり渋谷から原宿に流れる客層を取り込みながら、面白いチャレンジになるのではないでしょうか。
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Comments
いつも拝見しております。
ご存知かもしれませんが興味深いネタがありましたのでURLをコピペしておきます。
takaさんの見解を是非聞いてみたいです!
http://blog.honeyee.com/hf/archives/2009/06/06/vs.html
http://nymag.com/daily/fashion/2009/04/forever_21s_ability_to_copy_de.html
記事と関係ないコメントでスイマセン。
Posted by: GUY | June 10, 2009 02:50 AM
いつも楽しく拝見してます。
古着といえば、ご存知かと思いますが今(一部で)話題になっているdondondownの㈱ヘイプの経営者にお会いしました。お店もユニークですが、経営者も凄くユニークで熱意あふれる方でしたよ。
Posted by: RT | June 10, 2009 10:45 AM
GUYさん
記事のご紹介ありがとうございます。
ニュースの方は、何度か目にした情報でした。
結論を先に言いますと、藤原ヒロシさんの意見に100%賛同です。
フォーエバー21が販売したこれらの商品は、コピーというより、ニセモノと同じ部類にとられても致し方ないと思います。
既存の商品を参考にする場合、本来なら、”デザイナーが”、素敵なデザインの参考商品を見つけたら、その素晴らしい部分を評価(リスペクト)、抽出し、その部分を活かしながら、デザイン、仕様書を作成し、自社ブランドらしく商品化するのが普通だと思いますが、同社の商品が造られたプロセスを想像すると、まったくデザインとかがわかっていない人が、購入商品を工場に持ち込み、これと同じものを作ってくれ、と言ったとしか、考えようがありません。
この行為がフォーエバー21自身の指示なのか、どうかはわかりませんが、販売責任は100%フォーエバー21にあります。
フォーエバー21は、確かに、OEMメーカー約2000社からの別注集荷が強みかもしれませんが、同時に、提案するメーカーの偽りを見抜けない悲劇も併せ持っていると思います。
ですから、訴えられたら対処するという後手に回らざるを得ないのでしょう。これだけ多くの同類のLAWSUITを抱えているのですから、相当経費をかけて、すご腕の弁護士を抱えているのでしょうね。
海外ニュースを見る限り、非公開企業である、フォーエバー21、トップショップあたりは、その点おいて、自社デザイナーを多数抱えるH&MやZARAに比べて、そういったモラルが低いように思いますし、それは長い目で見たとき企業力の差として出てくるに違いありません。
Posted by: taka | June 11, 2009 01:04 AM
RTさん
昨日の繊研新聞の一面を受けて、ちょうど書こうと思っていました。
見ているところは近いものがありますね(笑)
Posted by: taka | June 11, 2009 02:13 AM
はじめまして。
いつも興味深く拝見させて頂いております。
このブログで情報を頂き仕事に活かしています!!
ありがとうございます。
WEGOで他事業を始めているのご存じですか??
リサイクル(買取り)事業です。店舗名はWEGOではなく「ブランドマイスター」というお店みたいです。
横浜にお店があるそうです。まだ1店舗みたいです。
まだオープンして1年ぐらいみたいですが今後も広げていきそうですね。店内は古着はもちろん「ルイヴィトン、グッチ、シャネル、ロレックスなども取り扱っているそうです。
WEGO+ブランドマイスター。想像すると客層も幅広く老若男女、楽しめるお店のイメージがします。
以前ブログで「リサイクルファッションマーケットの認知と成長のための一考察」での分類だと「ブランドマイスターはA、Bの間に位置するイメージのような私は気がします。
WEGOは若槻千夏さんとのコラボ、リユース買取事業などしっかり時代を読み対応しているなと関心しています。
私的に注目企業の1つです。
なんだかWEGOは更に急成長しそうでついつい注目しちゃってますね!
「ブランドマイスター」是非チェックしてみて下さい。
Posted by: TOSHI | June 14, 2009 03:05 AM
TOSHIさん
いつもお読みいただき、また、フォローコメント頂きありがとうございます。
私も楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
Posted by: taka | June 14, 2009 08:02 AM
なるほど。。わかりやすい情報ありがとうございます。これかもどんどんカキコして教えてください。
Posted by: ロレックスコピー | August 21, 2011 07:01 PM