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July 31, 2009

ZOZOゾゾタウンのスタートトゥデイが伊勢丹の通販サイト運営を受託

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 7月31日の日経新聞、繊研新聞に、人気ファッションブランドをセレクトしたECモール、ZOZO(ゾゾ)タウンを運営し、出店ブランドのEC支援事業も行うスタートトゥデイが、伊勢丹百貨店の一部のEC事業を受託したことに関する記事が、掲載されていました。

 記事によると、同社は、今秋から、伊勢丹の「イセタン・メンズ・オンラインショップ」のサイト構築、決済、物流などEC運営機能すべてを担うとのこと。

 同社が、ゾゾタウンに出店しているブランド以外に対する支援は今回が初めてになるとのことです。

 繊研新聞の前澤社長のコメントでは、今後、EC支援事業については、百貨店、駅ビル、SCも視野に入れているようですね。

 これまでの展開から、同社がセレクトし、これぞと認めるファッションブランドの限界点が同社の事業の限界かとも思われましたが、今回の伊勢丹ECサイトの運営受託は、今後の同社の事業の大きな広がりを示すものになりそうです。

 業界にとらわれず、多くの「ブランド」の「ブランディングのためのEC支援事業」、是非広げて行ってもらいたいものですね。 

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関連エントリー-ファッション企業のECサイトに関するビジネストレンド 

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July 28, 2009

【ご案内】富士通ファッション総合展でのセミナーのお知らせ

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 来る8月6日木曜日に富士通株式会社さん主催のファッション総合展で、私の専門分野である在庫コントロールのセミナー講師をさせていただきますのでご案内いたします。

 2月に開催された、モード・インターナショナルの金田社長との同様の共演セミナーでは、多くの方々にご来場を頂き、会場を倍に広げていただき、大変好評だったため、再度、同じコンビでセミナーをさせていただくことになったものです。

 金田さんのMD企画開発セミナー、私の在庫コントロールセミナーともに、おのおのが日々コンサルティングを行う上で感じている、ファッションビジネス現場の最前線の課題をふまえながら、すぐに実践いただける「気づき」のある、内容の濃いセミナーにしてゆきたいと思っています。

日時:2009年8月6日 木曜日13時半~17時半

会場:富士通ソリューションステージ東京33階 セミナールームA・B・C
    東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー33階
    新宿駅西口から徒歩10分

セミナー
一部:13時30分~14時30分(60分)
    『マーケットの変化の捉え方と品揃え企画について』
    モードインターナショナル社長 金田有弘氏

二部:14時40分~15時10分(30分)
    『商品分析システム・商品計画シミュレーション紹介』
    富士通 清水圭氏、岡本孝志氏

三部:15時40分~16時40分(60分)
    『52週MDのための在庫コントロール』
    ディマンドワークス代表  齊藤孝浩(私です)

※時間中、会場では、ファッションビジネスをサポートする16もの業務ソフトが一度に見れるデモ&展示会が開催されています。

 詳細はこちら富士通ファッション総合展DMをダウンロード

 金田さんとは、IFIビジネススクールで同じMD講座の別の授業を受けもつご関係で、内容は、過去に何度か聴かせて頂いたことがありますが、SPA・セレクト問わず年間、シーズンのマーチャンダイジング(MD)計画と週次の実践をMDやバイヤーの立場でとてもわかりやすくご説明くださいます。 

 一方、私の方は、そんなプロセスで組まれたMD計画に基づき、バイヤー、ディストリビューター(在庫コントローラー)、エリアマネージャー、スーパーバイザー、店舗スタッフのようなより店舗現場に近い方々がどのように変化に対応しながら、在庫コントロールを行い、成果を上げるかの実践論、ツボをケーススタディ的にご紹介するものです。

 ちょっと長くなりますが、両方、聴いていただければ現代のSPAビジネスの実践的業務の体系的な流れがわかっていただけると自負していますし、お時間のない方は、どちらか片方だけの参加でも大丈夫です。

 ご興味のある方は、定員がございますので、早目に以下のURLからお申し込みいただくか、直接事務局にお電話ください。

 富士通ファッション総合展のご案内
 
【事務局】 
 富士通株式会社
 流通ビジネス本部小売第二営業部担当:江原氏・田中氏
 TEL 03-5323-7521 FAX 03-5323-7583

追伸:ブログをご覧になっていてセミナーにご来場くださる方、当日はご遠慮なさらず、是非、講演後にお声をかけてください。喜んでお名刺交換させていただきます。

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イケア日本法人の売上高

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 7月28日の日経新聞に、世界最大のホームファッションストア、スウェーデンイケアの日本法人が、初の値下げ(1450品目;平均25%)を行うことに関連し、気になる日本の売上高が掲載されていましたので、ご参考までに取り上げさせていただきます。

 09年8月期見込みで約520億円、日本の家具専門店の中では2006年日本進出から3年、5店舗体制で、すでに業界第3位に食い込むことになるようです。

   企業名   直近決算期売上高  期末店舗数  1店舗あたり売上高
1位 ニトリ     2440億円       182店舗     13.4億円
2位 大塚家具   668億円        19店舗      35.2億円
3位 イケアJP   520億円         5店舗      104億円

参考 無印良品  1029億円       196店舗      5.3億円
   (直営店のみ)

 世界36カ国、300店舗で約2兆9000億円を売り上げるイケアは、日本でも1店舗あたり100億円超の巨艦店舗。単純に、あと2店舗出店すれば2位の大塚家具を超える計算が成り立ちます。ジャパン社社長は、条件が合えば年間2店舗ペースで出店したいと話しているようです。

 今回の値下げも、世界で作られた商品を、これまで上海やマレーシアのアジアハブ物流で積み替え、混載していたものを、愛知県弥富市に建設した日本のローカル物流に直接集結できることになったので、そこで浮いたコストを値下原資に充てるとのこと。

 同じスウェーデンのH&Mにしても銀座、原宿の2店舗が年商平均50億円超のペースですし、外資が上陸する時のビジネススケールの違い、桁違いのインパクトを思い知らされます。

 そんな本土上陸を果たしたグローバル資本主義の代表選手たちを相手に、日本企業はどう、相対してゆくのか、その立ち位置が問われています。

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関連エントリー-グローバル企業の物流・出店戦略

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July 27, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週から今週にかけて米金融大手、日本の証券3社の4-6月四半期決算がそろって黒字、日経平均も1万円回復のニュースが流れ、金融界の危機からの立ち直りの早さに驚きますが、小売全般の景気回復は、店頭を見る限りまだまだ程遠いような気がします。

 そんな中、先週は、今秋、もっとも熱くなるエリアである渋谷界隈の新商業施設、8月に開業するルミネマン渋谷や、東急百貨店本店の前に9月中旬開業するH&M旗艦店(最大店舗)のプレスリリースがありましたね。

 新しい商業施設による刺激、マーケット活性化にも期待したいものです。 
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-イオンもアウトレットモール事業に参入(09.07.22)

2位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

3位-ユニクロの大手百貨店への出店計画(09.07.24)

4位-日本のアパレル品質基準を取り巻く環境の変化(09.07.17)

5位-ブランドバッグもレンタル、シェアリングがお得?(09.07.19)

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July 24, 2009

ユニクロの大手百貨店への出店計画

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 7月24日の日経新聞一面、「ユニクロ、大手百貨店に一斉出店」の見出しに目が止まりました。

 すでに松坂屋、松屋、東武百貨店などには出店実績があり、以前から百貨店と交渉が進んでいたことは、話題になっていましたが、今回の記事にあるトップ百貨店、高島屋の新宿店や大丸との交渉が進んでいることは、業界の方々も驚かれたことでしょう。

 記事によると、セブン&アイの西武とそごうは、今秋の西武百貨店東戸塚店を皮切りに積極誘致の方向、Jフロントの大丸もツープライススーツの低価格業態誘致やケミカル婦人靴の積極導入など、従来の百貨店の常識を覆しての集客アップをすでに戦略に据えているので、納得できますが・・・。

 それぞれ上層階に300坪~700坪規模のシャワー効果を狙った誘致、家賃売歩5%?といったところでしょうか。

 今秋以降も、都心の百貨店各社に対するファストファッション包囲網が進みます。

 特に注目は、今秋の渋谷東急百貨店本店前および新宿伊勢丹本店前に大型店を出店するH&Mです。

 H&M、ZARAが確実に百貨店の若めの客層の顧客シェアを奪ってゆくのは避けられませんから、むしろ包囲されるくらいなら、ユニクロを取り込んでしまおう、来店客数アップ、比較購買による相乗効果を計ろうという議論が百貨店各社にあっても不思議ではありません。

 それにしても、秋に向けてユニクロの新商品が次々に先行発売されていますが、

 ○静電防止の配慮がされたヒートテック

 静電気を起こしやすい体質の私も、これが改善されたら、今年は心地よく着れるかな?

 ○ネオレザー(PU、フェイクレザー、合成皮革)

 ここ数年で、業界のフェイクレザーの素材クオリティ、加工技術は格段にあがり、ファッション感性の高い人にも十分受け入れられるようになりました。ファッション業界各社がフェイクレザーのライダースジャケットをこの秋の売れ筋商品候補に挙げているところも少なくないですね。

 それをユニクロ流に表現した商品、ウェブ上にリリースされているフォトを見る限りかなり感度の高いものになっているのでは?と店頭で現物を見るのが楽しみ。昨年のダウンジャケットで作った売上高の今年の代替商品、救世主はこのアイテム群になるか?ウィメンズで仕掛けていないのが残念ですが・・・
 
 ○シルキードライのアンダーウエア

 すでに試してみましたが、この素材で、べたつかない、蒸れない、ピリング(毛玉)が起こらない、柔肌を傷つけない・・・何者?と最近、感心したところ。特に、ニットトランクス派の男性、お試しあれ。

 実際、年を重ねての改善努力とそれを生活者に上手に伝えるコミュニケーション力。ユニクロの群を抜く底力は、大量生産、大量低価格販売ではなく、そこらへんにあることは間違いありません。

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July 23, 2009

無印良品、ワールドが繊維製品100%リサイクルプロジェクトに参画

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 7月23日の繊研新聞他に無印良品を展開する良品計画とワールドが経済産業省と中小企業基盤整備機構が支援する「繊維製品リサイクルモデル事業」に参画し、それぞれの顧客が不要になった自社衣料品を8月1日から店頭で回収することに関する記事が掲載されていました。

 両社が回収した使用済み衣料品は、専門業者を経由して素材、附属資材ごとに再利用されるとのことです。

 無印良品は神奈川県と都内の30店舗で3か月間、ワールドはフラクサス7店舗で1か月間、回収を行うとのこと。

 FUKU-FUKUプロジェクト~無印良品、ワールドでの不要となった服の回収に関するお知らせ

 常時は難しいとは思いますが、結果検証し、ぜひとも継続的して頂きたい企業活動だと思います。

 ファッション商品の低価格化の中で、金額は減っても、むしろ数量ベースでは供給が増えているのではと思いますが、大量生産、販売する企業には、販売後、タンスに溢れる服、雑貨の行き場所に対する社会的責任が問われることもあっていい時代だと思います。

 ユニクロが3月、6月、9月に行う自社商品の回収キャンペーンは、そういった意味で、企業として立派だと思います。

 量販店、百貨店が行う下取りセールは目先を変えた割引セール色が強いので、その趣旨や目的は根本的に違いますが、日本がファストファッション時代に本格的に突入した今、環境問題も含めて、リサイクル、リユースのためのインフラはとても社会的に重要だと思います。

○販売企業による定期的自主回収

○地方自治体による回収インフラ

そして

○書籍業界のブックオフのような・・・ファッション商品の特性にあった、ファッションリユース企業の台頭、拡大、地域インフラ化

が期待されるところです。

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【第11位】↓down(09.7.23現在)

関連エントリー-中古ファッションマーケットの潜在性
関連エントリー-来年はファッションのリサイクルビジネスがどこまで広がるだろうか?

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July 22, 2009

イオンもアウトレットモール事業に参入

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 7月22日の繊研新聞一面に、イオンが来年秋にもアウトレットモール事業に乗り出し、第1号施設の候補地としてイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)隣接地が挙がっていることに関する記事が掲載されていました。

 全国30数拠点、年間5000億円市場、チェルシージャパンと三井不動産が2強(シェア約7割)となったマーケットに、イオンが第3勢力となるべく?事業展開プランを練り上げている話です。

 イオンがアウトレットモール事業開発に入るのは理解できますが、それにしても、昨年出来たばかりの自社の日本最大規模の近郊SCの隣接地に、土地があるとは言え、アウトレットモールとは・・・業界の中では物議をかもしそうです。

 同SCは、イオンSCの中でも、それまで日本最大だったららぽーとTOKYO-BAYを意識して、より広い敷地に都心型ファッションテナントを多く誘致し、都心駅ビルと郊外SCの中間的な位置づけだったのに・・・

 一方、今秋には、三井不動産のららぽーと新三郷SCが2つ隣駅に開業、H&Mが入居することで話題になり、レイクタウンにすでに店舗を構えている上位ファッション企業の多くが出店を予定し、客数が奪われることに対する危機感もあるのでしょうか?

 同じく三井不動産が運営する三井アウトレットパーク入間も埼玉県内、都心からのアクセスのよい立地にあります。

 数年前の郊外SC出店攻勢では、いわゆる「後出しじゃんけん」方式で、市場を一気に供給過剰にしてしまうところもあった同社ですが・・・アウトレットモール事業の方はどのような展開になるのでしょうか     
 
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【第10位】↓down(09.7.22現在)

関連エントリー-三井アウトレットパーク入間開業、変わるアウトレットモールの位置づけ
関連エントリー-今秋、国内最大規模のSC、レイクタウンイオンがオープン

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July 21, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 先週は久しぶりに大型SCをぶらぶらして夏のセール第2弾の再値下の様子を肌で感じてきました。

 00%OFFよりも値下後価格をはっきり表示しているお店に集客があるところを見ても、お客さんは、やはり価格、わかりやすさに敏感なのだなと感じます。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

2位-アパレル海外生産のチャイナプラスワン(09.07.16)

3位-週刊エコノミストにファストファッションに関する執筆記事が掲載されました(09.07.13)

4位-ABCマートが有名ブランドスニーカーを2990円で大量販売(09.07.07)

5位-現代“ショ袋”(ショップバッグ)人気事情(09.07.01)

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July 19, 2009

ブランドバッグもレンタル、シェアリングがお得?

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 7月18日の日経新聞に、ブランドバッグのレンタルサービスに関する記事が掲載されていました。

 ルイヴィトン、シャネル、エルメスなど、購入したら何十万円もするラグジュアリーブランドバッグが1週間何千円かで利用出来、提供会社によっては、期間内であれば、同じコースの別ブランドのバッグに交換可能というサービスまであります。

 以前、業界の方に、こういったサービスが20-30代の女性を中心に人気、という話を聞いていましたが、

 いきなり高いお金を出すのではなく、まずは試してみたり、必要な時に利用できればよい、いろいろなブランドをオケージョンに合わせて身に付けたいというソリューションに応え、

 ○気に入ればそのまま買取ってしまうこともできる

 ○自分が持っているブランドバッグを貸し出して収入が得られる

 オプションやサービスもあるようで、会員数は増え、関連サービスは、多様化しているようです。

 ORB(オーブ)
 Cariru(カリル)
 Wiset(ウィゼット)

 ちょうど、今週から日経新聞の一面に「スマート(賢い)消費が来る」という記事が連載されていますが・・・

 あらゆる業種、品目で、不況、好況、お金があるないにかかわらず、生活者の賢い消費が進んでいる、という話が展開されていて興味深いです。

 カーシェアリングだけでなく、ブランドバッグ、ブランドアクセサリーもシェアリングの時代、今後ファッションにもシェアリングは進んで行くのでしょうか。

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July 17, 2009

日本のアパレル品質基準を取り巻く環境の変化

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 昨日のエントリーにも関連する話ですが・・・7月17日の繊研新聞、1面下の記者コラム「め・て・みみ」に、これからの日本のアパレル業界の品質基準についての問題提起があり、かつてアパレル生産の品質管理に苦労をしていたころの自分を思い出しながら、共感もしながら、読ませていただきました。

 内容は、コストを追求して、中国はもちろんそれ以外に広がりつつあるバングラデシュなどの幅広い海外生産地。用途に対してベスト(best)ではなくとも必要十分(enough)なクオリティを提供するファストファッションが、日本の生活者にすんなり受け入れられ、現状、さほど品質が問題になっていない事例をあげて、今、グローバルビジネスの波に巻き込まれ、生活者の意識、環境が変わる日本のファッション市場の中で、これまで「世界一品質に厳しい」と豪語してきた日本のアパレル業界の品質基準のあり方を問うものでした。

 「供給側が考えるほど、消費者は品質に敏感なんだろうか?」
 
 「高級品ならともかく、中低価格品まで過剰な品質基準で縛ることが、消費者のためになるのだろうか。」
 
 (以上記事から引用。)

 アパレルメーカー(作る企業)と小売(売る企業)の分業の歴史の中で、「天然素材」という、不安定な素材をメインに使った「手工業製品」でありながら、小売店頭で、顧客クレームを絶対に起こさないための日本のアパレルメーカー、商社、製造工場のベストなクオリティを実現するための品質管理の努力は並大抵のものではなかったと思います。

 百貨店から量販店まで、その商品の賞味期限、販路、価格を問わず、といってもいいでしょう。

 それは、日本のあいまいな取引習慣や、いざというとき、揚げ足を取る、取られる材料になっていたこと(売れなければ、それを理由に返品、もともとの発注責任が問われない)が、より複雑に、厳しくしていたことも否定できないのではないかと思うことも多いです。

 その構造は、常にベストな、鉄板な?クオリティを実現するために、払われる時間、手続き、コスト・・・そのすべてが、鮮度や手軽さが問われるはずのファッション業界で、「スピード」と「価格」に跳ね返ってくる・・・
 
 H&Mの日本上陸にあたって、多くの業界専門家が同社の品質は日本の生活者に通用しないのでは?と指摘。

 銀座店オープン当初こそ、素材の甘さ、たたみ皺、糸始末の悪さに対しての業界の方々の酷評も多く耳にしましたが、スピーディに学習を重ねる彼らの店頭は、みるみる改善、いまや、これまで百貨店や専門店でしかお買い物をして来なかった(選択肢がなかった?)生活者に耐えうる、必要十分な商品、クオリティを提供していると言ってもよいのではないでしょうか?店頭を見るたびにその改善度に感心させられるものです。

 1シーズンしか着ないのだから、安いのだから、安かろう、悪かろうでよい、というつもりは毛頭もありません。むしろ、いまでは、業界のスタンダードと言えるユニクロの品質改善努力を見たら、そんなことを言い訳にしている企業は、市場から退場を迫られます。

しかしながら、旧態依然とした流通や商慣習が、業界に課してきた呪縛、店頭価格アップで生活者にツケを払わせて来たコスト構造は、この品質基準問題も含め、抜本的に見直しをされなければいけない時であることは間違いないと思います。

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関連エントリー-必要十分な品質

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July 16, 2009

アパレル海外生産のチャイナプラスワン

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 ここのところ繊研新聞や日本繊維新聞といった業界紙が頻繁に取り上げる話題の中で、気になっているもののひとつに自由貿易協定(FTA)があります。

 これまで中国一極集中だった日本のアパレル海外生産。

 人件費が上がる中国に比べて、工賃が安い国で、一定の条件、例えば素材と縫製の両方を現地または地域内の2カ国間で調達できれば通常10%弱かかる日本のアパレル製品の輸入関税が無税になるという制度で、大手アパレル企業が「チャイナプラスワン」政策として、取組始めています。

 ちなみに、繊研新聞によると、縫製工場の労働者の賃金比較、上海で月額190-290ドル(上海基本給249.4ドル)に対し、カンボジアで80-100ドル、(ハノイ95.8ドル)、バングラデシュで43-68ドル(ダッカ57.4ドル)だそうです。(カッコ内は繊研新聞09.11.17付け記事より)

 これまでに適用されている協定の内容を簡単に整理すると、

1)特恵関税(0%)の
 ミャンマー
 カンボジア
 バングラディシュ
 ラオス
 ※布帛は生地持ち込みでも適用、カットソーは現地での紡績が必要
  現状、自国でカットソーの紡績ができるのはバングラのみとのこと

2)自国で素材、縫製を行えば関税0%の
 ベトナム
 シンガポール
 マレーシア
 タイ
 インドネシア
 フィリピン
 ブルネイ

 これに、この度加わったのが、

3)下記アセアン内の国で素材、縫製手配をすれば関税0%
 ミャンマー
 カンボジア
 ラオス
 ベトナム
 シンガポール
 マレーシア
 タイ
 インドネシア
 フィリピン
 ブルネイ

 という日本アセアン包括的経済連携(AJCEP)です。

 これらを冷静に見ても、もっとも注目されるのは、自国内で素材~縫製が完結出来、工賃の安いバングラデシュのカットソーでしょう。 それから、ジーユーの990円ジーンズが話題のカンボジア(これは素材は持ち込み)でしょうか。

 以前から、海外や国内でもファッションストアに行くと、商品そのものと併せて、その原産国にものすごく興味のある私・・・それを見ているだけで世界旅行をしているような幸せな気分になる、ちょっとオタクっぽいですが(笑)・・・

 特に06年に欧米のクオタ(国別輸入制限枠)制度が撤廃されてから、彼らの、適品適地生産政策が徹底されているのに気が付きます。つまり、クオタが調達できる国であればどこでもよいではなく、かといって、日本のような中国一極集中でもなく、商品特性、賞味期限、コスト、調達のスピードに応じて原産国を使い分けているのがはっきりわかるのですよね。

 だから、今、外資系SPAの店頭は、アパレル製品のグローバルソーシング(調達)の教科書だと思っています。
 
 なんでもかんでも、作り込みの売り減らしにするかQRにするか、ALL OR NOTHINGにしてしまう日本企業は見習うべき。

 一度、最近、日本国内でも見れるようになった外資SPA、H&M、ZARA、GAP、フォーエバー21の店頭を見てみてください。とみにバングラデシュ製の低価格ベーシックカットソー、すなわちTシャツ、タンクトップ、ポロシャツが急激に増えているのがわかります。(本協定とは関係ありませんが、トルコ製もちょっと気にとめておいてください)

 何枚も買って着てますが、悪くない。特にH&Mのバングラ製1790円スキッパーはシルエットもよく、お気に入りのひとつです。
 
 これに目をつけ、商社が定番的な商品、ドレスシャツ、ユニフォーム、スラックスなどで、ベトナム、ミャンマー、カンボジアあたりにすでに進出していますが、先ごろ合弁工場を設立して、稼働させつつあるユニクロもさすが、先行組でしょう。

 中国製はあたりまえになった我が国で、これから、目の肥えた日本の生活者が、良質で低価格のバングラデシュ製、カンボジア製の商品を手にすることも多くなりそうですね。

関連エントリー-ユニクロがバングラデシュに合弁工場設立

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July 14, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 セール初日も8掛け、値下げ品の動きは芳しくなく、むしろ新規投入されたセール用商品やセール除外の新企画商品の動きの方がよいとか・・・

 そろそろ業界全体が、今着たい商品がベストプライス、シーズンレスに動き始めないと厳しい様相です。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-ABCマートが有名ブランドスニーカーを2990円で大量販売(09.07.07)

2位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

3位-現代“ショ袋”(ショップバッグ)人気事情(09.07.01)

4位- トップショップ/トップマンが来春より多店化開始(09.07.08)

5位-アメリカンアパレル(アメアパ)の工場就労者に不法労働者の疑い(09.07.07)

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July 13, 2009

週刊エコノミストにファストファッションに関する執筆記事が掲載されました。

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 本日発売の週刊エコノミスト7月21日号の第2特集「ファストファッション」の不況知らず、のトップ記事を書かせていただきましたのでご報告させていただきます。

 読者の方が50代の方が多いとのことで、行列ができる話題のファッションストア、米フォーエバー21を中心に、ファストファッションとは何か、なぜ安いか、なぜ速いかなどビジネスモデルをできるだけわかりやすく解説させていただきました。この機会に欧米ファストファッションの本質や課題を簡単に理解、整理されたい方は、是非お読みになっていただければ・・・。

 ちなみに繊研新聞や日本繊維新聞によると、フォーエバー21原宿店の来店客数は、2ヶ月で100万人を突破したそうですね。一日平均16000人超だとか。

 この2ヶ月で100万人に到達ってのは、同社始まって以来のスピードらしく、これまでの記録は、ニューヨークマンハッタンのヘラルドタワー店の8ヶ月だったそうです。

 買上率が、見たところ3-4割として、そうすると、1日あたり平均で2000万円くらいは売上ているのではないでしょうかね。同時期のH&Mの1日1店舗あたり平均売上高(IR情報による銀座と原宿の平均)は1600万円とのことなので、こちらも衰えてはいませんね。

 店内の客層を比較すると、フォーエバー21は、もともとマルキュー系や和製ファストファッションを好む女性たち、H&Mは、これまで百貨店や駅ビルなどきちっとしたところで洋服を買い物してきたもう少し大人の人たちが目立つので、しっかり棲み分けされているような気がします。

 また、記事を書くのにフォーエバー21について、少し、調べものをしていて気がついたのですが、やはり、フォーエバー21が2000年代中ごろ、特に、05-06年に急成長していた時と、H&Mが2000年にアメリカに上陸して、店舗を全米に拡大していたのと時期が重なるんですね~。

 フォーエバー21の全米400店舗強の約半分が、ヤングカジュアルチェーンのGadzooksやレディースチェーンのRampageなど(両方良く知っているチェーン店でした)を買収して作ったものだったとは・・・。今も、アメリカで会社更生法入りした中堅百貨店マービンズの一部店舗をコールズと分け合って大型店舗網を拡大するところを見ても、同社は、相当M&A志向の会社なんですね。 

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July 09, 2009

ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割

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 7月9日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞にユニクロが今秋発売するジル・サンダー氏デザインによるコレクション、 ユニクロ「+J(プラスジェイ)」に関する記事が掲載されていました。

 「プラスジェイ」というネーミングはとてもシンプルで好感が持てますね。

 同社のプレスリリースにはタグ、衿ラベルのデザイン画像が出ており、これもスッキリしていて高級感が感じられます。

 メンズ40型、ウィメンズ100型を、国内海外の都心店とネットのみで販売。価格はユニクロよりは高くなるとのことです。

 そう、この売り方でいいのですよね、かつての一連のデザイナーインビテーションプログラムはチラシ掲載、全店展開とデザイン価値と需要、適所、適量を無視したやり過ぎ?プロジェクトで、参加したデザイナーの方々が気の毒に思ったものでしたから。

 同社は今期過去最高益見通しを発表しましたが、業界、投資家の目下の関心事は、ユニクロがここまでは既存店の2桁増収という驚異の業績をあげてきたものの、昨年ヒートテックで客数を稼ぎ、ダウンジャケットで売上額を取ったハイ・アンド・ロー戦略による08秋冬の売上を今年、どうクリアするかにあります。

 ヒートテックは昨年の2600万枚に対し、5000万枚?を販売する計画のようで、これは行けるかもしれないな、という見方も強いですが、一巡したダウンジャケットで作った売上を何で補うかがポイントになると思います。

 さあて、とマーケットを見回すと、秋冬のアパレルマーケットで、ユニクロがいずれは奪取したい大きな売上の塊に百貨店アパレルが年間のなかでも、最も力を入れる婦人コート群があります。

 しかしながら、ファッションに気をつかう生活者の中で、インナー、パンツと進んだユニクロ評価、着用率の高まりとは裏腹に、アウターに関しては、まだまだのよう。

 そこでキーを握るのがジル・サンダー氏とのプロジェクトでしょうね。

 私の周りにいるユニクロのアウターは着たくない、セオリーなら着たいという多くの大人の女性に、ジル・サンダーがデザイン、監修するユニクロは?と聞くと、着てもいい、という答えが返ってきます。私も同感。

 ユニクロの企画生産サイクルからして、今秋のユニクロオリジナル商品へのジルサンダーさんの監修は間に合わなかったはずですが、この+J(プラスジェイ)コレクションと、10SSからの監修には、期待がかかりますね。

 余談ですが、プレスリリースの最後に、

 「尚、ジルサンダーAGが商標を所有するブランド「ジルサンダー」と、ユニクロ「 +J」との間には、いかなる提携関係、もしくはつながりもないことをお知らせいたします。」

 とあるようにオンワード樫山のジル・サンダーブランドには社内でも言葉遣いに相当気を遣っているようですが・・・

 客観的に見ても、ジル・サンダー氏がデザインしていない高額のジル・サンダーブランドと、ジル・サンダー氏本人がデザインするユニクロのための手の届くコレクションのどちらが一般生活者にわかりやすく、話題に上りやすいかは火を見るより明らかな気がします。

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関連エントリー-ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」
関連エントリー-ユニクロ着用率、ただいま急増中

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July 08, 2009

トップショップ/トップマンが来春より多店化開始

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 7月8日の繊研新聞に、日本ではティーズがFC展開する英トップショップ/トップマンが、10年春から多店化を始めることに関する記事が掲載されていました。

 10年3月の横浜桜木町TOCを皮切りに(以前、今秋出店とブログで紹介しまいたが・・・遅れるようです)、9月には、新宿駅東口駅前に建設中のミラザ新宿出店するようで、その後、1シーズンあたり2店舗づつ出店してゆくとのことです。
 
 前者の横浜みなとみらい店は212坪(1階の1層)
 後者の新宿店は、394坪(地下1階から地上2階の3層)

 と本来の持ち味を表現する大型店の出店が続きますね。特に新宿駅前がインパクトありそうですね。

 参考ニュースサイト

 日本の場合は、FC展開で、イギリスのトップショップを知る人からすると、割高感は否めませんが、ロンドンストリートファッションにもっとも影響を及ぼしているトップショップ/トップマンの本格多店舗出店の開始はとても楽しみであります。

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関連エントリー-トップショップが今秋TOCみなとみらいに核テナントで出店

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July 07, 2009

アメリカンアパレル(アメアパ)の工場就労者に不法労働者の疑い

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 今週のWWDジャパン1535号に、MADE IN USAにこだわる「アメアパ」ことアメリカンアパレルの国内工場就労者5600人のうち、約3分の1にあたる1800人が不法労働者である可能性があると、米国移民税関捜査局から通知を受けたことに関する記事が掲載されていました。

 前に以下のアメアパについてのブログエントリーをしまいたが、 

 アメリカンアパレルが投じる一石

 記事によると、今回の通知は、アメアパの会社サイドが、不法(移民)労働者と認識して雇用していたわけではないので、同社の責任が問われているわけではないようですが、少なからず、減産による影響を受けそうな様相です。

 今、アメアパやフォーエバー21などの日本進出で、日本でもMADE IN USAの商品を再び、見かけるようになりましたが・・・

 現実に、アメリカ国内、特に国境付近で洋服を縫っているのは、発展途上国からの移民が多いのが実情で、法定最低時給で働いているところもあるので、MADE IN USAと言っても、結構ローコストでアパレルができる背景もあったりします。フォーエバー21とか、低価格、短サイクルを売りにするチェーン店はけっこう、そういった下請け背景を活用していますね。

 アメアパの自社工場は、移民の人権を尊重し、相場の倍の賃金を支払っていることで知られていましたので、今回のニュースはちょっと残念です。

 アメアパのCEOさんは、移民の味方で、移民法改正の運動にも参加していたため、その行為を刺されたのか?それとも、アメリカのアパレル産業全体に対する当局の手入れの一環なのかは、わかりませんが、後者だとしたら、フォーエバー21のスピードにも少なからず影響が出てくる可能性もあるかもしれません。 

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July 06, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 6月業績は、日曜日が1日少なかったとは言え、セールを前倒ししたのにもかかわらず、前年割れが止められない百貨店の構造的な厳しさを痛感しました。

 専門店の勝ち組の共通点を見ていても、客単価減(おそらく一品単価減)を5%以内に抑えて、客数増でカバーし、前年クリアというのが勝ちパターン。 むやみに低価格に走るのではなく、プライスラインコントロールが効いている証拠にほかなりませんね。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-現代“ショ袋”(ショップバッグ)人気事情(09.07.01)

2位-通販市場規模がコンビニ、百貨店を抜き8兆円強に(09.6.27)

3位-アバクロンビー&フィッチが、RUEHL(ルール)業態を閉鎖(09.06.21)

4位-ABCマートが有名ブランドスニーカーを2990円で大量販売(09.07.07)

5位-注目の日本未上陸ファッション企業(09.06.23)


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July 04, 2009

ABCマートが有名ブランドスニーカーを2990円で大量販売

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 7月3日の日経MJに靴専門店大手のABCマートが、3日より、同社の全店でナイキ、アディダス、プーマ、ニューバランス、コンバースなど、通常6000円~7000円で販売されているナショナルブランドスニーカーを2990円に値下げして販売することに関する記事が掲載されていました。

 対象品は、約50品目、セール期間中に合計15万足を販売する計画とのことです。

 一般紙の一面広告を使っての大々的な広告宣伝も見ましたが、相当インパクトがあるでしょうね。

 なにせ、これまで3900円でもチラシ目玉インパクトのあったものを2990円でそれも有名ナショナルブランドをほぼすべてカバーするラインナップですから・・・。

 日経MJの記事によると、同社は、この破格のセールを実施するにあたって、通常値入で仕入れた同社の商品在庫の利幅を削るのではなく、メーカーがシーズン末に処分に困っている過剰在庫を大量に安く買い叩いて、このセール玉に当てているとのこと。

 店頭での大幅値下げ、在庫処分表現にかかわらず、まあ、多少は売れない商品の値下げも混ぜているかもしれませんが、基本的には、同社の腹は痛まない、むしろ通常通りまたはそれ以上に利益が出る可能性もありますね。さすが業界内で、競合他社よりも商売が1枚も2枚も上手のABCマート。

 ジーンズ業界でも某ジーンズチェーンが行っているナショナルブランドジーンズ半額セールが話題になっていますが、からくりは同様のようで、各業界、ナショナルブランドメーカーの厳しさがひしひしと伝わって来ます。

 ABCマートが郊外型店舗大量出店にあたって、ナショナルブランドメーカーに正価が3900円、4900円の別注商品を作らせた時もさすがだと思いましたが、今回のセールも業界内での同社の商売センス、力の強さを思いしらされます。
 
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関連エントリー-ABCマートが低価格のNBスニーカー販売

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July 01, 2009

現代“ショ袋”(ショップバッグ)人気事情

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 6月29日の日経MJにファッションストアーでお買い物をした際に購入商品を入れてくれるショッパーことショップバッグ、略して「ショ袋」を取り巻く顧客心理に関する記事が掲載されており楽しく読ませていただきました。

 ショ袋は昔からファッションブランドのブランディングを行う上での大事なツールのひとつであり、買い物帰りの顧客を広告塔にするとともにランチバッグやセカンドバッグとして再利用してもらえるかどうかが、その時買いたい、買い物しても恥ずかしくないお店の人気のバロメーターにもなっています。

 年代にもよりますが、昔から伊勢丹などの百貨店やラグジュアリーブランドの袋は根強い人気、時代の流行でいくと、古くはボートハウスの折りたたみ式紙袋←年代がわかっちゃいますね(笑)、ビームス、ムラサキスポーツ、アルバローザの巾着袋、最近ではセシルマクビー、リズリサ、バイバイなどのマルキュー系、ローリーズファームあたりをよく見かけますね。

 外資系で行くとポロラルフローレン、ギャップを経て、今ではザラあたりがプチハイソな奥様に人気なのではないでしょうか?

 ブランド各社は費用対効果を踏まえつつ、最大限に再利用してもらえる質感のあるつくりにしたり、デザイン、カラーに工夫を凝らし、コレクター心理を掻き立て、その価値観を競いあう。一方、ショ袋目当てで買い物をする人も少なくないようです。

 記事によると今、若い女性の中で、一番人気はローリーズファームのようで数ヶ月ごとにお金を出して買いたくなるような素敵なカラーのショ袋を次々に切り替えていったり、期間限定版を出したりするのがその人気の秘密、と納得。

 過去のデザインはオークションサイトで値段がつき売買されているのが面白いですね。

 ヤフーオークション

 最近はファッション雑誌の付録も強力なライバルになって来ている感がありますが・・・

 さて、今、あなたがバッグの中に忍ばせたいのはどんなお店、ブランドのショ袋でしょうか?

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