イケア日本法人の売上高
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7月28日の日経新聞に、世界最大のホームファッションストア、スウェーデンイケアの日本法人が、初の値下げ(1450品目;平均25%)を行うことに関連し、気になる日本の売上高が掲載されていましたので、ご参考までに取り上げさせていただきます。
09年8月期見込みで約520億円、日本の家具専門店の中では2006年日本進出から3年、5店舗体制で、すでに業界第3位に食い込むことになるようです。
企業名 直近決算期売上高 期末店舗数 1店舗あたり売上高
1位 ニトリ 2440億円 182店舗 13.4億円
2位 大塚家具 668億円 19店舗 35.2億円
3位 イケアJP 520億円 5店舗 104億円
参考 無印良品 1029億円 196店舗 5.3億円
(直営店のみ)
世界36カ国、300店舗で約2兆9000億円を売り上げるイケアは、日本でも1店舗あたり100億円超の巨艦店舗。単純に、あと2店舗出店すれば2位の大塚家具を超える計算が成り立ちます。ジャパン社社長は、条件が合えば年間2店舗ペースで出店したいと話しているようです。
今回の値下げも、世界で作られた商品を、これまで上海やマレーシアのアジアハブ物流で積み替え、混載していたものを、愛知県弥富市に建設した日本のローカル物流に直接集結できることになったので、そこで浮いたコストを値下原資に充てるとのこと。
同じスウェーデンのH&Mにしても銀座、原宿の2店舗が年商平均50億円超のペースですし、外資が上陸する時のビジネススケールの違い、桁違いのインパクトを思い知らされます。
そんな本土上陸を果たしたグローバル資本主義の代表選手たちを相手に、日本企業はどう、相対してゆくのか、その立ち位置が問われています。
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Comments
■イケア、1450品目を平均25%値下げ 出店拡大計画―消費者サイドに立てば今でも物は売れる!!
こんにちは。百貨店や、総合スーパーが斜陽化する中、イケアは業績も良いようですね。この違いは、店をみると良くわかります。今では、決して大型ともいえない、百貨店や総合スーパーのような業態で、お客様に満足させようと、何でもかんでも商品を陳列すれば、1ラインあたりの品揃えは、奥行きも、幅も、専門店に比較すると狭くなってしまい、逆に不満足を提供することになってしまいます。いまや顧客は、複数の専門店、コンビニなどを使い分けるようになっています。これらの、顧客の変化に追いついていないのが、百貨店、総合スーパーです。いずれにせよ、イケアの業績の良さなどは、日本の流通業で常識となっている「モノが売れない時代」という概念を覆すものだと思います。ここに、書いていると長くなってしまいます。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
Posted by: yutakarlson | August 02, 2009 11:19 AM
yutakarlsonさん
コメントありがとうございます。
その通りですね。
これからもよろしくお願いします。
Posted by: taka | August 05, 2009 02:26 AM