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August 31, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 低価格化、ファストファッション化が進むマーケットの中、今秋、ルミネマン渋谷から始まって、ロンハーマン、オープニングセレモニーなど逆を行く業態が次々に渋谷にオープンしています。

 H&M渋谷旗艦店オープンも秒読み、春夏は、原宿に客数を奪われた渋谷が秋にどう巻き返しをはかるかが注目ですね。

 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-イオンの880円ジーンズ、1週間で20万本売る(09.08.26)

2位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

3位-古着を温めて新し着を売る(09.08.27)

4位-カリスマ経営者が社員を褒める経営(09.08.25)

5位-ユニクロが来期大都市に大型店を集中出店(09.08.22)

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August 27, 2009

古着を温めて新し着を売る

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 今回のタイトルは、8月26日の日経MJの見出しから。
 
 このブログでも、何度か次世代ファッション業態の注目株としてご紹介しているユーズド(古着)ミックスストアの代表格、WEGO(ウィゴー)とハンジローが大きく紹介されており、そのうまい(座布団2-3枚級?)、気の利いた見出しに心打たれて、ブログのタイトルに使わせて頂いた次第です。

 SPA化、ファストファッションの後追いがすすむ日本のファッション業界では、今後、ますますの大味化、同質化、トレンドの早期陳腐化が懸念されます。

 そんなウネリに「染まらない」業態のひとつが、ユーズドミックス業態だと思っています。

 不況下、日本に先駆けてH&M、ZARA、フォーエバー21といったファストファッションの嵐が吹き荒れ、アパレルSPAの元祖とも言えるリミテッドブランズ社がアパレル市場から退場するという異常事態が発生しているアメリカファッションマーケットで、これら日本のユーズドミックス業態と似た要素、コンセプトを持つアーバンアウトフィッターズグループがビクともせず、業績を伸ばしているのがその証です。

 今回は紹介されていませんが、ヒューマンフォーラム(京都)のSPINS(スピンズ)を含めた、いわゆるユーズドミックス御三家は、多店舗化していながら、それぞれの店が全く違う内装が施され、そのひとつひとつに怪しさ、ワクワク感が感じられるのが第一の魅力。

 その雰囲気は、劇場であったり、クラブであったり、学園祭であったり、フリーマーケットであったり、工事現場であったり・・・たまらないです。

 いまや各社、古着の品揃え構成比が2割程度に低下したとは言え、比較的他社と被らない独自のMDを圧倒的なSKU数と、ボリューム満点の在庫量でお出迎え。

 ファッション上級者には、個性を主張するパーツの掘り出し物を見つけるお店として、そして、ファッション初心者にとっては、こなれた値段で、トレンドのスタイリングが揃えられるエントリー(入口)ストアーとしてのポジショニングの両方を常におさえているところが素晴らしいですね。

 まさに次世代ファッションストアの代表格です。
 
 それぞれの年商規模は、

 WEGOが100億円、ハンジローが60億円、スピンズが50億円規模にまで成長しています。

 記事の結びにある

 「長い年月を経て光り輝く古着と、今という時代を切り取ることで輝く新品」

 というフレーズ・・・

 低価格化、ファスト化・・・今のファッションビジネストレンドに何か行きづまりを感じたら、一度、彼らの店頭に行き、ワクワクしながらお買いものをしている若いお客さんの姿、熱気を肌で感じてみてください。忘れかけてた何かを思い出せるかもしれませんよ(笑)。 
  
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関連エントリー-原宿人気古着ショップの魅力比較
関連エントリー-ライフスタイルストアの域に迫るハンジロー(HANJIRO)
関連エントリー-ウィゴー(WEGO)が若槻千夏の古着ブランドを支援

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August 26, 2009

イオンの880円ジーンズ、1週間で20万本売る

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 8月26日の日経新聞によると、イオンが、ユニクログループのg.u.の990円ジーンズに対抗し、業界最安値をうたって販売した880円ジーンズが、発売後1週間で、なんと20万本を販売したとのことです。

 ウエストに対して、股下を数サイズそろえており、メンズだけでもその組み合わせは、126もあるようで、これまで、なかなか自分のジャストサイズを買えなかった、特に年配の男女に受け、まとめ買いも目立ったとのこと。

 このジャスコ約250店舗での20万本という販売数量は、昨年1年間、同店舗で販売したジーンズの総本数の4割に相当するとのことで(←逆に従来は、ずいぶん少なかったんですね)、予想以上の売れ行きに、近々機会損失を起こしそう(初回生産本数は30万本くらいだったとか・・・)。

 近くにジャスコがないので、まだ商品を手にしておりませんが、早いとこ見に行かないとなくなっちゃいそうです。

 個人的には、これらの一連のジーンズの最安値価格競争は、ちょっと冷やかな目で見てしまいます。

 ジーンズは数年かけて、はき込んでカラダになじんだり、味が出てくるのが楽しみなアイテム・・・

 インナーの低価格、ワンシーズン使い捨て感覚とは、ちと違うんじゃやないかと・・・・

 もっとも、購入客層は全く違うと思いますが、ジーンズカジュアル量販チェーンの最低価格帯の商品には一定の影響があるのでしょう。
  
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関連エントリー-イオンが880円ジーンズを発売
関連エントリー-1000円以下のジーンズ・・・
関連エントリー-ジーユー(g.u.)の新価格宣言?990円ジーンズ!

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August 25, 2009

カリスマ経営者が社員を褒める経営

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 先週土曜日の夜、J-WAVEの「Make IT 21」というビジネストーク番組で、「任天堂”驚き”を生む方程式」の著者である日経ビジネスオンラインの記者の方がゲストに迎えられ任天堂の強さの秘密が紹介されていました。
 
 日本を代表する世界の任天堂の強さは、ひとつやふたつの要因では説明しきれないものですが、話の中で、一番共感し、感銘をうけたのは、任天堂という会社は、

 社員から尊敬されるカリスマ経営者がいて、そのカリスマが、社員の功績を素直に認め、褒める

 という極めてシンプルな社風の話でした。・・・

 業績向上のために、会社が成果主義よろしく、報酬=給与、賞与、報奨金で報いる経営を採るのは、いまや業界問わず常識のようですが・・・実は、一時的な収入アップよりも、尊敬している人から認められて、褒められて、上がるモチベーションの方が、中長期的には、はるかに個人の成長と会社の成長に繋がると思います。

 逆に、過度な賞与格差、報奨金制度ってリバウンドが怖いと思うんですけどね・・・
  
 頭ではわかっているはずなのに・・・経営者、上司が照れくさいのか?ほめ下手なのか?部下に多くを望み過ぎているのか?部下を甘やかしたくないのか?部下の手柄を認めたくないのか?・・・いろいろな要因があるでしょうが、社員を「褒めて伸ばす」文化を持ち、実践している企業はそう多くないように思います。

 関連して、以前、ペガサスクラブの渥美俊一先生のセミナーに参加して、とても印象に残っている話をご紹介しておきましょう。

 成果を出したものへは、金銭や物品ではなく、
 教育の機会の拡大(=さらなる自己研鑽になる研修や視察旅行などへの参加)や
 新しいプロジェクトやチャレンジングな仕事へ抜擢して報いるべき

 会社の中で、社員が認められ、自ら進んで「学びのサイクル」を回し、会社によい影響をもたらすことをめざす良い対応事例の原則として、ノートに書き留めたフレーズです。


 私は外部コンサルとして、いくつかの成長企業の人財育成支援に携わっていますが、その企業の幹部候補社員の方々とプロジェクトミーティングを進める上で、

○プロジェクトメンバーのよいところ(=潜在能力)を客観的に見つけ

○具体的にほめること

 を自分の最も重要な役割のひとつだと意識しながら、取り組むようにしています。

 私自身も、昔、創業経営者の下でのサラリーマン時代、怒られるときは怖い、褒められるときはうれしい、と感じながら、多くのチャンスを頂いて、育てていただきましたからね。

 現場でがんばってらっしゃる方々は、いつも、自分を見ていてほしい、認めてほしい、褒めてほしいと思っているものです。

 こんなご時世、是非、褒めて伸ばす経営で乗り切っていただきたいと思います。
 
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関連エントリー-社内の学びのサイクルを回せ
関連エントリー-「学ぶ組織」と「教える組織」

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August 24, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 コンビニ業界2位のローソンとドラッグストア最大手のマツキヨの業務提携が発表されました。生活者の利便性が高まる提携として歓迎し、展開を期待したいと思います。

 報道では、コンビニの医薬品販売に焦点が当たっていますが、むしろ、ドラッグストア市場成長のキーワードとなっているヘルス&ビューティ部門の販売拡大に注目したいと思っています。

 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-ユニクロ +J(プラスジェイ)は10月2日から販売開始(09.08.14)

2位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

3位-H&M今秋~来春の出店計画(09.08.13)

4位-LA(ロスアンゼルス)はデニムのシリコンバレー(09.08.20)

5位-ブックオフグループがドンドンダウン・オン・ウェンズデイのFCに加盟(09.08.19)

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August 22, 2009

ユニクロが来期大都市に大型店を集中出店

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 8月20日の日経新聞に、ユニクロの来期(2009年9月~)の出店計画に関する記事が掲載されておりました。それによると、同社の10年8月期、年間の総出店計画数のうちの半分超を、東京、横浜、大阪、名古屋など人口100万人以上の大都市に集中させるとのことです。

○9月にマルイシティ池袋、なんばマルイ、マルイシティ横浜など丸井の6施設に入居

○出店調整中の高島屋新宿店他、百貨店への出店

○10年春にSHIBUYA109に隣接する立地に500坪級の大型店を出店(続報:道玄坂側プライムに入るようですね)

 などなど

 いよいよユニクロが本気で大都市徹底攻略に乗り出す時が来たようですね。

 もともと、私は、こういった桁違いの集客力と購買力のある大都市、大商圏の立地には、ユニクロのような大手チェーン店は、3店舗でも4店舗でも、場所によっては、それ以上でもあっていいと思っていました。それは、海外のSPAの世界大都市での出店事例が裏づけとなっていますが、日本では、そういう事例はまだ少ないようです。

 日本では、ドラッグストアや強いて言えばABCマートがとるように、大商店街の入り口と出口、街の四隅を複数店舗で押さえ、商圏を面で捕らえて、ドミナント化するのは、海外SPA企業の常套手段だと思います。

 また、

・今春オープンのユニクロ新宿西口店では、大都市はこんなにも凄いのかと改めて実感されたでしょうし、

・今秋から始まるH&Mの大都市での出店攻勢(渋谷、新宿、横浜、心斎橋)に刺激されているのも間違いないでしょう。

 最近、H&Mが大阪心斎橋の入り口と出口を押さえるべく入札した心斎橋2号店候補地(1000坪)にユニクロが競り勝ち出店を決めたという噂も耳にしてますし。

 いずれにせよ、大都市制圧は、ユニクロの全国完全制覇には、欠くことのできない必須のシナリオのひとつだと思います。

 記事にもあるように、大都市での出店のネックは、言わずと知れた家賃の高さ(家賃比率)に対する利益率の確保だと思いますが、大都市って、利益率経営も大事ですが、利益高貢献やキャッシュフローで見た方がいいと思うんですけどね・・・

 これは、東京都心部出店に慎重になっている?しまむらにも言えることですが、上場してしまうと、やはり率を気にする株主、投資家に対する手前もあるのはわかるのですが・・・

 さて、ユニクロと外資SPAの都心部市街戦が始まる今秋以降、しまむらもどこまで参戦するのか?大手ファッション企業の新業態はいかに?ますますその動向から目が離せません。

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August 20, 2009

LA(ロスアンゼルス)はデニムのシリコンバレー

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 8月18日から繊研新聞でメード・インLAの強みという連載記事が始まりました。まだ始まって2回目までしか読んでいませんが、今、日本のファッションマーケットに影響を及ぼしている話題のLAセレブ、プレミアムジーンズ、フォーエバー21を生んだ生産背景などを知る上で大変興味深い展開になりそうなので、以降も必読です。

 さて、18日の1回目は、世界屈指のデニムジーンズの産地であるLAの強みの紹介でした。

 カリフォルニアと言えば、リーバイス、ギャップを産んだデニムジーンズの発祥地であり、ヴォリューム生産は、アジアに移されていったものの、LAは今でも情報ソース、素材、縫製、後加工の充実した産地です。

 ブログタイトルは、デニムの神様と言われる、アドリアーノ・ゴールドシュミット氏の言葉。

 同氏は、1978年、イタリアで、ディーゼルを立ち上げ、リプレイにも参画し、2000年、プレミアムデニムジーンズブームの始まらんとするLAに終結するソースすべてにほれ込み、拠点をLAに移し、同氏のイニシャル、AGブランドのプレミアムデニムブランドを立ち上げたことで有名です。

 今もゴールドサイン、シチズンズ・オブ・ヒューマニティにもかかわっている、まさしくプレミアムジーンズの歴史そのもの、ド真ん中にいる人物ですね。

 記事に、彼がLAにこだわる4要素が紹介されています。
 
1)ライフスタイル・・・カリフォルニアライフスタイルそのものがデニムジーンズのモデルそのものであること

2)生産設備・・・ジーンズ生産の伝統があるため、生産設備が今でも充実していること

3)人材・・・才能のあるデザイナー、クリエーターが世界から集まって来ていること

4)ハリウッド・・・プレミアムデニムを愛するセレブの反応、セレブからの情報発信がデニムファッショントレンドを左右していること

 とても、説得力があります。

 かつて、フランスから来たゲス、BCBGが、カナダから来たアメリカンアパレルが、そしてゴールドシュミット氏のようなプレミアムジーンズのプレイヤーたちが、ブランドを立ち上げ、投資家に巡り合い、大きなアメリカンドリームを実現できた豊かな生産背景をもつLA。

 実は、私も、90年代の後半にカリフォルニア州サンディエゴで働いていたころ、そのLAの生産背景を活用して、MADE IN USAのファッション商品を日本のチェーンストア向けに輸出していたひとりです。

 ルート I-5(サンディエゴとLAをつなぐハイウェイ)を車で行き来するころ、私も、プチアメリカンドリームを夢見ていたかもしれません。

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関連エントリー-ファストファッションとコリアンパワー
関連エントリー-どうなる?プレミアムジーンズブーム

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August 19, 2009

ブックオフグループがドンドンダウン・オン・ウェンズデイのFCに加盟

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 8月17日の日経新聞、19日の繊研新聞に中古本チェーン最大手のブックオフグループが、ヘイプが展開する最近注目のリサイクルファッションチェーン、ドンドンダウン・オン・ウェンズデイの既存店舗2店を引き受け、FC加盟店入りしたことに関する記事が掲載されていました。

 ブックオフグループは本に次ぐ第二のリユース事業を模索中。中でも「ファッション」リユース店に必須な運営ノウハウを得るため、一方、ドンドンダウン側は、感性とイベント性ではポテンシャルがある事業ながら粗削りなオペレーションにブックオフのリユース事業マニュアル化ノウハウを得るための提携となるようです。

 以前から、ファストファッション時代に突入した日本で、ファッション好きの生活者の感性に耐えうるファッションリサイクル事業の多店舗化には潜在性というか急務的な何かを感じていましたが、今回の両社の提携がお互いの文化の相互理解により、上手くいくことを期待しています。

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関連エントリー-リサイクルファッションマーケットの認知と成長のための一考察

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August 18, 2009

日本人の開拓者精神、ハングリー精神

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 先週の8月15日、NHK東京カワイイ☆TVの中でも、フランス、パリで開催され、今年10回目となった、フランス人によるフランス人のための?ヨーロッパ最大のジャパンカルチャーイベント、ジャパンエキスポの会場風景が紹介されておりましたが・・・今年は16万人以上の来場者があったそうですね。

 スゴい!先週末、子どもたちと行ったビッグサイトのコミケの1日分くらいに相当する集客力ってことですね!

 開催地がフランスのイベントなんで、地元のフランス人、近隣ヨーロッパ人の出展が中心となるのはわかるのですが、今や国際的に知名度の高まった日本のカルチャーイベントなのに日本からの出展が1割にも満たないというのは、もったいない気がします。

 会場の映像や以前聞いた話からすると、むしろ日本のカルチャーのビジネスチャンスに目をつけた日本以外のアジア人による販売ブースの方が多いような・・・

 確かに極東の日本から見れば遠いヨーロッパかもしれませんが、日本が今そして、将来、世界に誇るべきビジネスのネタを自ら売りに行くより、第3国の商魂たくましい人たちがビジネスにしていることが、少し歯がゆく思ったりします。

 そこに未来のマーケットがあって、魚は泳いでいるのに・・・

 日本人は自分たちのネタの国際的価値に気づいていないのか、欲がないのか、わかっていてもどうしたらいいか出来ないでいるのか、楽して儲けたいのか・・・などなど、いろいろ考えてしまいます。

 ところで、ファッション製品を海外生産する時も似たようなことを感じることがあります。

 今や日本のアパレルメーカーやチェーンストアは商社やOEM生産代行メーカーに頼めば海外に行かずとも海外で生産されたオリジナル商品を仕入れ、国内販売することが出来ます。

 最近ではファッション企業の根幹であるデザインまで仕入先に委託するODM(Original Design Manufacturing)生産代行業者に頼り、自分たちはスピード販売に特化するSPA企業も少なくありません。

 そして、その商社やOEM、ODM代行メーカーの先には、さらにフットワークのよい中国人や韓国人などアジア人のエージェントがおり、実際は日本人じゃなくて彼らエージェントが下請けし、リスクを張って、現場に入り込んで、アパレル生産をマネジメントしているケースも少なくないようです。

 10年以上前になりますが私も商社勤務時代、アメリカ製のTシャツを作るのに現地で韓国人エージェントの世話になったことや、ベトナムでジャケットを作るのに台湾企業にお世話になったりした経験があります。

 いずれも日本人駐在員が委託した相手先でした。

 役割分担と言えばそれまでですが、何か心に引っかかったものでした。商社マンは開拓者じゃなかったのか・・・

 戦後復興期や成長期、日本人はメイドインジャパンのアパレル製品や生地を担ぎ、欧米に販売して儲けたと聞きます。輸入国との間に貿易摩擦が起きるほどに。

 しかしながら、最近では日本人自らが開拓者精神を持って奥地に飛び、現場に入り込んで売ったり買ったりすることも少なくなったようです。

 言葉の問題もあるかもしれませんが、それを現地で下請け的にコーディネートしているのが、異国に根をおろして、しっかりとネットワークを築く華僑系、韓国系の企業やエージェントで、その構図に日本の将来に一抹の不安を感じ、一方では彼らの生命力、バイタリティにただ、ただ感心したりします。

 豊かになった?日本人。何でもかんでも開拓の苦労をすればいいとは思いませんが、ハングリー精神、開拓者精神の薄くなった日本人が技術やソフトの上にあぐらをかいて、世界で二番に大きなマーケットのぬるま湯につかって退化し、商魂たくましいアジアの国に追いつかれ、追い越されて、お株を奪われていく日がそう遠くはない、いや既に始まっているような気がしてなりません。

 被害妄想でしょうかねぇ~

 グローバル化の時代に、我々日本人は自らマーケットや産地を開拓しに行くこと、今一度考えてみる必要があるのではないでしょうかね?

 関連エントリー-ファストファッションとコリアンパワー

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August 17, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 業界紙に、アメリカのファッション小売業の直近の業績が掲載されていましたが、高価格路線の企業は軒並み大幅減収、大手ディスカウンターやブランドファッションをディスカウントプライスで買える「オフプライスストア」は好調だったようです。

 12月に上陸を予定している米アバクロも、既存店売上高の連続二桁減収記録を更新し、第2四半期(5-7)の業績は赤字、と発表され、ようやく秋冬からは高価格路線を見直し、価格引下げに入る模様です。

 そんな状況下、日本上陸時は、どんな価格帯となるかに興味は尽きません。

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【ランキング】

1位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

2位-ユニクロ +J(プラスジェイ)は10月2日から販売開始(09.08.14)

3位-H&M今秋~来春の出店計画(09.08.13)

4位-量販店による百貨店改革?(09.08.07)

5位-イオンが880円ジーンズを発売(09.08.13)

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August 14, 2009

ユニクロ +J(プラスジェイ)は10月2日から販売開始

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 メンズ・ノンノ9月号にジル・サンダーさんが手がけるユニクロの+J(プラスジェイ)コレクションが掲載されていたので、今週は、「ユニクロ」 「ジルサンダー」 「プラスジェイ」の検索キーワードで当ブログにアクセスくださる方が急増しています。

 発売日はいつかな、とユニクロオンラインショップを覗いてみたら、ちょうど8月13日付のプレスリリースを見つけました。
 
 ユニクロ「 +J 」10月2日(金)より販売開始いたします  

 10月2日からのユニクロ大型店を中心に約90店舗とオンラインショップでの限定販売とのことで、気になる価格帯ですが・・・

 アウター  6990円~ 14900円
 ボトムス  3990円~  4990円
 シャツ    3990円~  4990円
 カットソー  1990円~  3990円
 ニット    2990円~ 14900円
 グッズ   1990円~  9990円

 それぞれの裾値(最低価格)は、従来からユニクロが展開する価格帯と同じ。特にボトムスの3990円~4990円はびっくりですね。

 きっと、このファーストシーズンは、数量控え目で、即完売状態とし、来春への期待を高める戦略でくるのでしょうね。

 リリースされている同コレクションのフォト、画像は、いずれも、ユニクロとは思えない、ラグジュアリーブランド系のショットでしびれますね。

 実際の商品を見るのが楽しみです。

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関連エントリー-ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」
関連エントリー-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割

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August 13, 2009

H&M今秋~来春の出店計画

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 8月13日の繊研新聞に、H&Mの出店計画に関する記事が掲載されていました。

 今秋は、

  9月 5日(土) 横浜ランドマークプラザ
  9月17日(木) ららぽーと新三郷
  9月19日(土) 渋谷旗艦店
 11月14日(土) 新宿店(フルコンセプト)

 の4店舗

 来春は、

 大阪心斎橋(心斎橋筋路面)
 イオンむさし村山ミュー(SC)(三越退店跡)

 心斎橋は決定済み、武蔵村山もほぼ決定のとのこと。

 今秋のH&Mウォッチのポイントは、

①新三郷でのSC立地でのパフォーマンスの検証

②新宿で見せるフルライン展開。銀座、原宿はそれぞれまだ一部のMDだけで新宿でいよいよすべての商品ラインが出揃います。

③渋谷で東急百貨店本店、新宿で伊勢丹本店にどんなインパクトがあるか?

 これらは、今後の業界に影響を及ぼす、2009年下半期のファッション流通の視点と言っても過言ではありません。

 基本的にZARAが成功を収めている立地であれば、近郊SCでもH&Mは十分いけるでしょうね。

 ZARAは、これまでの近郊SCではGAPの売上がトップという状況を覆し、近年出店のSCでは売上トップに躍り出た模様(越谷レイクタウンやららぽーと磐田)

 また、H&Mにコバンザメ的に出店してくると思われるフォーエバー21の2店目以降の出店にも注目しておきましょう。
  
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イオンが880円ジーンズを発売

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 8月13日の日経新聞に、イオンが8月14日から880円のジーンズを発売すると発表したことに関する記事が掲載されていました。

 今春にジーンズチェーン、量販業界に衝撃を与えたユニクログループのg.u.(ジーユー)の990円ジーンズに対抗するもので、それを110円下回る880円ジーンズの開発を手がけたイオントップバリューの取締役は、「ぎりぎり利益が出る価格に設定した。売上ナンバーワンを目指す」と会見でコメントしたそうです。

 ジーユーが中国の流通生地をカンボジアに持ち込み常時生産できる生産体制を敷いているのに対し、イオンは、ポリエステル混素材を使い、中国の工場の閑散期を利用してローコスト一括生産したようで、ジャスコなどグループのスーパー500店舗で販売し、今から年間100万本販売ペースというジーユーの販売本数に半期で追いつこうとしているようです。

 記事に掲載されていた主要小売の低価格ジーンズをご紹介します。

 ユニクロ     3990円(オリジナル)
 ジーンズメイト 1990円(NBジーンズの廃番品を現金買取)
 マックハウス  1990円(PBジーンズ2990円の値下)
 西友       1470円(オリジナル;ウォルマートのサプライチェーンを活用)
 ジーユー     990円(オリジナル)
 ザ・プライス   980円(オリジナル)
 イオン       880円(オリジナル)

 1470円のジーンズが良く売れているという西友も今秋からは、1000円を切るジーンズを投入する計画とのこと。

 2000年ごろのユニクロフリースブーム時の量販系企業各社のフリース低価格乱売を思い出します。その期の決算は、ユニクロ以外各社軒並み減収減益だったのに・・・またやっちゃうんですかね~?

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関連エントリー-1000円以下のジーンズ・・・

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August 10, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 週末に桜木町、みなとみらい地区をぶらぶらしましたが・・・ランドマークプラザ入り口真正面のいいところにH&Mが開店を控えていましたね。

 お盆が明ければ、業界では、秋の出店が話題になりますが、首都圏指折りの大商圏である渋谷、横浜、新宿をおさえにかかるH&Mが台風の目のひとつになることは間違いないでしょう。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-クロスカンパニーのトム・ブラウン社への出資(09.08.04)

2位-量販店による百貨店改革?(09.08.07)

3位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

4位-イケア日本法人の売上高(09.07.28)

5位-ZOZOゾゾタウンのスタートトゥデイが伊勢丹の通販サイト運営を受託(09.07.31)

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August 09, 2009

ボブソンが投資会社にジーンズ事業を譲渡

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 8月8日付の日経新聞、繊研新聞に、ジーンズメーカーのボブソンが9月15日付で同社の看板ブランド「ボブソン」およびジーンズ事業を投資会社のマイルストーンターンアラウンドマネージメントに売却し、「オシュコシュ・ビゴッシュ」の子供服事業に集中することに関する記事が掲載されていました。

 ボブソンブランドは、1971年にスタートした日本のジーンズ老舗ブランド。

 20世紀は業界をリードする商品開発も行っていた(04ソフトジーンズとか。昔、買いましたね)、規模に開きはあるかもしれませんが、日本のジーンズメーカーでは5本の指に入るブランドだったのではないでしょうか?それゆえ、いろいろと感慨深いものがあります。

 記事によれば、同社は、

 「2000年ごろから業界の構造が大きく変化し(日経新聞)」

 「業界の主導権がカジュアルSPAに移っており、今のままメーカー型卸として事業継続しても将来性はない。早めに事業転換が必要」と判断した(繊研新聞)
 
 とのことです。

 記事にもあるように、ユニクロの3990円ジーンズが、最終的に同社に白旗を上げさせたことは間違いないと思いますが、2000年ごろと言えば、まだまだ、ユニクロのジーンズもNB(ナショナルブランド)ジーンズの眼中にはなく、一方、プレミアムジーンズブームが高まる過程で、リーバイス、エドウィンが中心単価を8000円前後から10000円超に上げていった時期ですね。

 その2大NBジーンズが単価を上げれば、大手ジーンズチェーンにおけるボブソンやビッグジョンの仕入枠も少なくなるわけで、そのころから同社は、1万円以上のジーンズにも取り組んでいましたが、一方で、ビジネスのコアは、低価格帯でのポジショングや量販店シフトを強いられるなど、思うようなビジネス展開ができなくなったのでは、と記憶しています。

 今思えば、そのころって、ジーンズバブルの絶頂期でしたね。

 本当は、そういった低価格・中間価格帯の安心できるNBジーンズがもっと生活者に的確にポジショングされていたら、「ユニクロショック」は今ほどインパクトはなかったかもしれないのに・・・

 そもそも、NBジーンズビジネスは、専門店と卸の間では、リーバイスを除き、「入れ替え」の名の下の「委託販売」取引が主流、サイズが多いため、カジュアルウエアの中でも、平均の半分以下の回転率で、歩留りの見えづらい、効率のよい商売とは言えません。メーカー側が資金が潤沢かよっぽど利益率が高くないともたない構造にあると思います。そのしわ寄せは当然価格へ・・・

 そこへ、業界のしがらみに関係なく、中間流通を排除して、リスクを背負って本気モードで勝負するユニクロが、NBジーンズを熟知した強~い開発パートナーを得て、NBジーンズの8000円前後のスタンダードクオリティを3990円というベストプライスで販売する「ジーンズ流通革命」を起こし、今や同社は、年間約1000万本、数量ベースシェアで日本のジーンズ販売の約10%を超えるといいますから、業界への影響は尋常ではありませんね。
  
 今回のニュースに始まり、これから、ジーンズ業界、ジーンズビジネスの構造転換を象徴するニュースを次々に耳にするような気がしてなりません。
 
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関連エントリー-危うしNBジーンズ?変わるジーンズマーケット勢力図
関連エントリー-ジーンズマーケットにおけるユニクロのシェア

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August 07, 2009

量販店による百貨店改革?

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 8月7日の日経新聞にセブン&アイホールディングス傘下で再建中の西武、そごう両百貨店に対する同グループのテコ入れ策についての記事が掲載されていました。

・食品売り場へのセブンイレブン及びイトーヨーカ堂のプライベートブランドの導入

・同 ヨークベニマルのノウハウの供与

・衣料に関するイトーヨーカ堂との共同商品開発(カシミヤなど)

・同 イトーヨーカ堂のサプライチェーン、主力仕入アパレルメーカーと組んだ
 低価格プライベートブランドアパレルの開発

・赤ちゃん本舗の商品供給や出店

 などなど・・・

 西武百貨店の一番店、池袋西武百貨店本店(通称イケセイ)で実験して、その後、効果を見極め、他の店舗にも広げてゆく方針とのこと。

 記事を読んでて、ちょっと頭が混乱してきました・・・

 これは百貨店事業の解体?百貨店の箱を使った新しい量販店を作るってことなんですかね。

 なんかヘン!って違和感感じたのは私だけでしょうか?

 他の百貨店でも量販店中心に卸しているメーカーに価格切り口で百貨店が取引や出店の要請している話をいくつも耳にするようになりましたが・・・

 大丸が心斎橋北館で駅ビル、ファッションビル系のブランドを低歩率(家賃比率)で導入するという実験の主旨は大いに理解できますが(というか将来を見据えたチャレンジで賛成)、量販店ご用達アパレルメーカーから仕入れた低価格、品質は基準内かもしれないけれど、それなりの面(ツラ)の商品、量販店の店頭でだって苦戦してるのに・・・

 既存の百貨店のお客さんはこの提案、どう、受け止めたらよいのでしょうか・・・

 それとも見栄を張っている場合じゃない、台所事情があり、同グループは、百貨店事業から撤退をするつもりで進んでいるのでしょうか・・・

 百貨店業界は本当に大変なことになって来たなぁという印象です。
 
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関連エントリー-ユニクロの大手百貨店への出店計画

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August 06, 2009

【御礼】富士通ファッション総合展へのご来場ありがとうございました。

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 本日、西新宿アイランドタワーで開催された富士通ファッション総合展の特別セミナーに参加くださった方々、お暑い中、ご来場誠にありがとうございました。

 また、多くの方々との出会いの場をセッティングいただいた富士通グループの皆さん、いつも本当にありがとうございます。

 いつもながらの富士通グループ挙げてのご集客の努力、第1部でMDについて熱く語られたモードインターナショナルの金田さんのお力もあり、2月に開催された同じファッション総合展でのセミナーの集客を上回る100人以上のお申し込みをいただき、びっくりしました。

 特に、いつもブログをご覧になって、ご来場いただき、お名刺交換させていただいた方々、ありがとうございます。その中には、これから成長が楽しみだと思っていた伸び盛りの企業の方々、私自身も昔から大ファンである企業の方々もいらっしゃり、とてもうれしかったです。

 店頭鮮度重視の在庫コントロールは今後、ますます生活者から求められるファッション企業の必須技術だと思っています。本日、少しでも気づかれたことを明日からの実践に活かしていただけたらという思いでいっぱいです。

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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August 05, 2009

前年に比べて、どんな工夫をしているか?

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 8月3日付けの日経MJにホームセンター最大手、カインズホームを展開するカインズの土屋社長のインタビュー記事が掲載されていました。

 都心部に店舗が少ないため、都心の方々にはあまりおなじみではないかもしれませんが、カインズ他ベイシアグループは、イオンやヨーカ堂のグループよりも進んだPB商品開発、徹底したコスト削減、不況時にも強い、勝ち組流通業のひとつに間違いありません。

 現社長に世代交代され、最近メディア露出が増えましたね~今回の記事はPB開発と同質化を避けるためにむしろ異業種をベンチマークするという姿勢(業界トップなので当然とも言えますが)について書かれていましたが、以前日経ビジネスの特集に感銘して書いたブログエントリーも参考までにご紹介しておきます。

 日経ビジネス記事「ベイシアの諦めない経営」を読んで

 先月中旬、企業の成功の秘訣をわかりやすく紹介するTBS系バラエティーTV番組、「がっちりマンデー」でも同社が取り上げられていましたが、私が同社に関して一番すごいと感じるのは全社あげてのコスト削減への執念です。

 聞くところによると、同社のトップは昔から、前年と同じこと、例えば「出店」にコストをかける時、担当者が何か考えて、工夫をした上で、前年よりも安いコスト見積を提出しないと絶対、稟議にハンコを押さないそうです。

 ただ「下請業者を叩け!」というのは安易で簡単かもしれませんが、それには限界がありますね。

 同社の場合、むしろ担当者がコストマインドを持って通常使う材料を工夫によって数量を減らしたり、調達方法や工程を変えることによって単価を下げるような考え抜いた「努力の跡」をスタンダードと考えるのです。

 番組では、具体的に、

 ・天井高を50センチ低くして、使用建材を減らし、1600万円の経費削減を行った。
 ・駐車場の車止めのペンキのラインを前と後の部分だけひいて、中間部はひかないことによって60万円経費削減した。

 などの事例が紹介されていました。

 ところで、コストを削減するのと同様に、売上を前年よりも上げる時も同じだと思います。

 右肩上がりの時代ならまだしも、今や、前年と同じことをやっていては、前年割れは必至です。

 前年より新しいやり方、工夫をして、人が成長している時、進化している時。そして、その新しいやり方や進化の度合いが顧客の心を打ち、支持されたときに初めて企業は成長し、「既存店売上」が前年を上回るのであって、たまたまヒット商品を当てたり、場当たり的な気合、精神論は、小手先の技、持続的成長をもたらすものではないと考えます。

 だから、経営者は常に、前年実績より高い予算をマネージャークラスや現場に課す時、それらの方々が、実際、変化をもたらす、どんな新しいやり方で仕事に取り組むのか、取り組んでいるのかを問わなければなりません。

 勝ち組流通企業は、そこんとこものすごくわかってらっしゃって、愚直に実践していると思うのですよね~。

 前年に比べて、どんな工夫をしているか?そして以前よりどれだけ成長、進化しているだろうか?

 これは、私が、常に自身に問いかけているフレーズでもあります。

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August 04, 2009

クロスカンパニーのトム・ブラウン社への出資

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 当初、この資本提携(20%出資)のニュースを聞いた時、いくらアースミュージックアンドエコロジーを中心としたクロスカンパニーが今、絶好調であっても、ちょっと無理があるのでは・・・と感じたのですが、今週のWWDジャパン1539号のインタビュー記事を読んで少々見方が変わりました。

 業界では、歴史的に、商品回転が速いマーケットの企業が、より上層マーケットにチャレンジする時、今回はミッドトレンドマーケットのポイントと並んで、日本版ファストファッションの一角とも言えるクロスカンパニーが一足飛びにラグジュアリーマーケットのトムブラウンと提携するわけですが、(比較的ですが)その効率の低さ、キャッシュフローの乏しさ、感性の違いから、待てない、我慢できなくなるのが一般的ではないかと思います。その逆(上から下へ)の成功事例はけっこう多いのですが・・・。

 そんなわけで、今回も心配でしたが、記事によると

○クロスカンパニーの売上高・・・09年度で274億円の見込み
    (09年1月期実績は222億円、経常利益31億円;8月4日の繊研新聞より)
 
○トムブラウンインターナショナルの年商・・・6億円程度(同額の借入あり?)

○クロスカンパニーがトムブラウンインターナショナルの株式を20%取得

○クロスカンパニーと同社の石川社長が折半出資でトムブラウンジャパン(資本金1億円)を設立

○日本およびアジアの商標使用権を獲得

○7年後の2016年にジャパン社の年商目標100億円

○その事業内訳はファーストラインで20%、ライセンスおよびセカンドラインで50%、その他で30%

 なるほど・・・トム・ブラウンは、デザインに対する評価、知名度の割には、やはり新興のせいか、意外と、まだまだ売上規模は小さいのだな、という印象を受けたのと、トムブラウンのブランド名を使って、価格のこなれたマーケットで、ファーストラインの数倍のビジネスが出来るのだな~ということ。

 それゆえにクロスカンパニーにとっては、「お得」?だったのかもしれません。

 もちろん、事業がスタートしてからの相性もあると思いますが、その成否はクロスカンパニーの手腕次第と言ってもいいのではないでしょうか。(記事中のトムブラウン氏の資金繰りに対する楽観主義的な発言はちょっと軽い感じがして気になりましたが・・・)

 デザイナー名も覚えやすく、デザイン的にもこなしによっては、日本でも、とても裾の広そうなアメリカントラッドブランドである「トム・ブラウン」。

 若く、現実的な発想を持った急成長企業、クロスカンパニーがクリエイションとビジネスのバランスにどのように折り合いをつけるか楽しみにしたいと思います。

 それにしても・・・仏クリスチャンラクロアの破たん、ヨウジ・ヤマモトの身売り検討報道にしても・・・ラグジュアリー&ハイエンドマーケットは大変なことになっています。これからもファッションマーケットの常識、階層を飛び越した、いろんなことが起こりそうです。

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August 03, 2009

先週の記事別アクセスランキング

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 先週のブログの中でアクセスが多かったエントリー(投稿記事)をランキング形式でご紹介します。この1週間、業界で注目されていた話題がわかるかも?

 イケアの売上に関するエントリーが1位になりましたが・・・8月1日からファミマ、ローソン、一部の書店でイケアのカタログが購入できるようになったようです。価格350円で500円の割引クーポン付。

 毎シーズン、お店に貰いに行く手間が省けます。でも通販はやらないんですよね。イケアは。

 とにかく、顧客をサプライチェーンに巻き込め!コストアップ(運賃)につながるものは手掛けないのが同社のポリシーのようです。
     
 さて、先週のランキングは以下の通りです。
       
【ランキング】

1位-イケア日本法人の売上高(09.07.28)

2位-イオンもアウトレットモール事業に参入(09.07.22)

3位-ユニクロの大手百貨店への出店計画(09.07.24)

4位-ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割(09.07.09)

5位-ZOZOゾゾタウンのスタートトゥデイが伊勢丹の通販サイト運営を受託(09.07.31)

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