カリスマ経営者が社員を褒める経営
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先週土曜日の夜、J-WAVEの「Make IT 21」というビジネストーク番組で、「任天堂”驚き”を生む方程式」の著者である日経ビジネスオンラインの記者の方がゲストに迎えられ任天堂の強さの秘密が紹介されていました。
日本を代表する世界の任天堂の強さは、ひとつやふたつの要因では説明しきれないものですが、話の中で、一番共感し、感銘をうけたのは、任天堂という会社は、
社員から尊敬されるカリスマ経営者がいて、そのカリスマが、社員の功績を素直に認め、褒める
という極めてシンプルな社風の話でした。・・・
業績向上のために、会社が成果主義よろしく、報酬=給与、賞与、報奨金で報いる経営を採るのは、いまや業界問わず常識のようですが・・・実は、一時的な収入アップよりも、尊敬している人から認められて、褒められて、上がるモチベーションの方が、中長期的には、はるかに個人の成長と会社の成長に繋がると思います。
逆に、過度な賞与格差、報奨金制度ってリバウンドが怖いと思うんですけどね・・・
頭ではわかっているはずなのに・・・経営者、上司が照れくさいのか?ほめ下手なのか?部下に多くを望み過ぎているのか?部下を甘やかしたくないのか?部下の手柄を認めたくないのか?・・・いろいろな要因があるでしょうが、社員を「褒めて伸ばす」文化を持ち、実践している企業はそう多くないように思います。
関連して、以前、ペガサスクラブの渥美俊一先生のセミナーに参加して、とても印象に残っている話をご紹介しておきましょう。
成果を出したものへは、金銭や物品ではなく、
教育の機会の拡大(=さらなる自己研鑽になる研修や視察旅行などへの参加)や
新しいプロジェクトやチャレンジングな仕事へ抜擢して報いるべき
会社の中で、社員が認められ、自ら進んで「学びのサイクル」を回し、会社によい影響をもたらすことをめざす良い対応事例の原則として、ノートに書き留めたフレーズです。
私は外部コンサルとして、いくつかの成長企業の人財育成支援に携わっていますが、その企業の幹部候補社員の方々とプロジェクトミーティングを進める上で、
○プロジェクトメンバーのよいところ(=潜在能力)を客観的に見つけ
○具体的にほめること
を自分の最も重要な役割のひとつだと意識しながら、取り組むようにしています。
私自身も、昔、創業経営者の下でのサラリーマン時代、怒られるときは怖い、褒められるときはうれしい、と感じながら、多くのチャンスを頂いて、育てていただきましたからね。
現場でがんばってらっしゃる方々は、いつも、自分を見ていてほしい、認めてほしい、褒めてほしいと思っているものです。
こんなご時世、是非、褒めて伸ばす経営で乗り切っていただきたいと思います。
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【第9位】→stay(09.8.25現在)
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