古着を温めて新し着を売る
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今回のタイトルは、8月26日の日経MJの見出しから。
このブログでも、何度か次世代ファッション業態の注目株としてご紹介しているユーズド(古着)ミックスストアの代表格、WEGO(ウィゴー)とハンジローが大きく紹介されており、そのうまい(座布団2-3枚級?)、気の利いた見出しに心打たれて、ブログのタイトルに使わせて頂いた次第です。
SPA化、ファストファッションの後追いがすすむ日本のファッション業界では、今後、ますますの大味化、同質化、トレンドの早期陳腐化が懸念されます。
そんなウネリに「染まらない」業態のひとつが、ユーズドミックス業態だと思っています。
不況下、日本に先駆けてH&M、ZARA、フォーエバー21といったファストファッションの嵐が吹き荒れ、アパレルSPAの元祖とも言えるリミテッドブランズ社がアパレル市場から退場するという異常事態が発生しているアメリカファッションマーケットで、これら日本のユーズドミックス業態と似た要素、コンセプトを持つアーバンアウトフィッターズグループがビクともせず、業績を伸ばしているのがその証です。
今回は紹介されていませんが、ヒューマンフォーラム(京都)のSPINS(スピンズ)を含めた、いわゆるユーズドミックス御三家は、多店舗化していながら、それぞれの店が全く違う内装が施され、そのひとつひとつに怪しさ、ワクワク感が感じられるのが第一の魅力。
その雰囲気は、劇場であったり、クラブであったり、学園祭であったり、フリーマーケットであったり、工事現場であったり・・・たまらないです。
いまや各社、古着の品揃え構成比が2割程度に低下したとは言え、比較的他社と被らない独自のMDを圧倒的なSKU数と、ボリューム満点の在庫量でお出迎え。
ファッション上級者には、個性を主張するパーツの掘り出し物を見つけるお店として、そして、ファッション初心者にとっては、こなれた値段で、トレンドのスタイリングが揃えられるエントリー(入口)ストアーとしてのポジショニングの両方を常におさえているところが素晴らしいですね。
まさに次世代ファッションストアの代表格です。
それぞれの年商規模は、
WEGOが100億円、ハンジローが60億円、スピンズが50億円規模にまで成長しています。
記事の結びにある
「長い年月を経て光り輝く古着と、今という時代を切り取ることで輝く新品」
というフレーズ・・・
低価格化、ファスト化・・・今のファッションビジネストレンドに何か行きづまりを感じたら、一度、彼らの店頭に行き、ワクワクしながらお買いものをしている若いお客さんの姿、熱気を肌で感じてみてください。忘れかけてた何かを思い出せるかもしれませんよ(笑)。
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【第10位】→stay(09.8.27現在)
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