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August 22, 2009

ユニクロが来期大都市に大型店を集中出店

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 8月20日の日経新聞に、ユニクロの来期(2009年9月~)の出店計画に関する記事が掲載されておりました。それによると、同社の10年8月期、年間の総出店計画数のうちの半分超を、東京、横浜、大阪、名古屋など人口100万人以上の大都市に集中させるとのことです。

○9月にマルイシティ池袋、なんばマルイ、マルイシティ横浜など丸井の6施設に入居

○出店調整中の高島屋新宿店他、百貨店への出店

○10年春にSHIBUYA109に隣接する立地に500坪級の大型店を出店(続報:道玄坂側プライムに入るようですね)

 などなど

 いよいよユニクロが本気で大都市徹底攻略に乗り出す時が来たようですね。

 もともと、私は、こういった桁違いの集客力と購買力のある大都市、大商圏の立地には、ユニクロのような大手チェーン店は、3店舗でも4店舗でも、場所によっては、それ以上でもあっていいと思っていました。それは、海外のSPAの世界大都市での出店事例が裏づけとなっていますが、日本では、そういう事例はまだ少ないようです。

 日本では、ドラッグストアや強いて言えばABCマートがとるように、大商店街の入り口と出口、街の四隅を複数店舗で押さえ、商圏を面で捕らえて、ドミナント化するのは、海外SPA企業の常套手段だと思います。

 また、

・今春オープンのユニクロ新宿西口店では、大都市はこんなにも凄いのかと改めて実感されたでしょうし、

・今秋から始まるH&Mの大都市での出店攻勢(渋谷、新宿、横浜、心斎橋)に刺激されているのも間違いないでしょう。

 最近、H&Mが大阪心斎橋の入り口と出口を押さえるべく入札した心斎橋2号店候補地(1000坪)にユニクロが競り勝ち出店を決めたという噂も耳にしてますし。

 いずれにせよ、大都市制圧は、ユニクロの全国完全制覇には、欠くことのできない必須のシナリオのひとつだと思います。

 記事にもあるように、大都市での出店のネックは、言わずと知れた家賃の高さ(家賃比率)に対する利益率の確保だと思いますが、大都市って、利益率経営も大事ですが、利益高貢献やキャッシュフローで見た方がいいと思うんですけどね・・・

 これは、東京都心部出店に慎重になっている?しまむらにも言えることですが、上場してしまうと、やはり率を気にする株主、投資家に対する手前もあるのはわかるのですが・・・

 さて、ユニクロと外資SPAの都心部市街戦が始まる今秋以降、しまむらもどこまで参戦するのか?大手ファッション企業の新業態はいかに?ますますその動向から目が離せません。

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