H&M渋谷旗艦店
クリックして人気blogランキングへ
シルバーウィークの最終日にH&Mの渋谷旗艦店を覗いてきました。
比較のために、原宿のフォーエバー21、H&Mの相変わらずの盛況ぶりをチェックした後に(ちょうど表参道でパレードなんかもやっていたのも手伝って)、明治通りを歩き、渋谷へ。
かつての私の最高のストリートウォッチのポイントであった、明治通り原宿~渋谷に人通りが少なくなっていることをあらためて実感しました。ここ数年、人の流れは、やはり表参道、竹下通り、その間の明治通りに集中しているようですね。
宮下公園横のガードをくぐったところから、丸井に向かう間、H&Mのショップバッグを探しましたが・・・その後、公園通り、センター街から文化村通りに入るまで、H&Mのショップバッグを持っている人は皆無?・・・全般的にショップバッグを持っている人は少なく、連休最終日で、街に出ている人たちが、金欠状態になったせいもあるにしても、まさか・・・
と思っていましたら、H&M渋谷旗艦店の近くに来て、ようやく、渋谷店では、白地に赤文字ではなく、ブラックをベースにグリーンの目立つカラフルなオープン用ショップバッグを使っていることに気づき納得。
店頭は、行列こそありませんが、常に吸い込まれては吐き出される顧客の流れをかき分け入店。
まず、気がついたのは、一般的には、使いづらい段差のある店舗構造を逆手にとって、組み合わせ自在の什器を積み上げ、ランダムに配列し、商品陳列をしているところ。
いろいろなところにアイキャッチを作り、不規則に歩かされる多くの来店客の姿は、ウィンドー越しに外から見ても、2階から吹き抜けの下を見降ろしても、店舗の心地よい躍動感、盛況感の演出に一役を買っているようです。
こういった、来店顧客自身を店舗の演出の一部に巻き込んでしまうやりかたは、相変わらずH&Mらいしな、と思った次第です。
品揃え的には、ウィメンズとメンズのフルラインが出そろっているようなので、実際に見にって感じていただきたいところですが、私的には「これがH&Mの渋谷マーケット攻略MDだ!」という意図、メッセージがはっきり感じられて面白かったです。
2Fウィメンズは、明らかに109対策です。マルキューブランドよりもワンランク安い価格3000円台、4000円台中心の品揃えで、デニムも含めて上手にそれらしき提案をしています。
ティーンズ向けのDIVIDEDとアメカジテイストのL.O.G.G.を組み合わせると今流行りの渋原系ファッションの出来上がり~的なVP、単品訴求にはあっぱれ。今後、マルキューとH&M2Fの買い回り客も増えるのではないかと思いました。
ところで、某ヨーロッパの古着サプライヤー最大手の最近のNO1ビッグバイヤーはH&Mだとのこと。古着を大量サンプル購入し、古着の良さを研究してモノづくりに活かしているようで、抜け目ないですね。
原宿では、フォーエバー21に一本取られたプチプラアクセサリー売り場も充実。こっちの方が、F21原宿の商品より実際使いやすいかも。
3Fウィメンズは明らかに、渋谷の百貨店、駅ビルでお買いものをしている、ある程度洋服のことがわかっている、そして付けくわえるなら、体形を選ばない、大人の女性のスタイリングが打ち出されています。実際、銀座同様、このあたりの客層に、一番支持されそうな店だな、と感じますね。
4Fメンズは、DIVIDEDラインで原宿ストリート系に対応しながら、L.O.G.G.ラインでちょっと、アバクロを彷彿とさせる、実際は、アメリカンイーグルくらいの感覚の、古着とも親和性のあるちょいヴィンテージテイストのアメカジにまとめてあります。このあたりは30代、40代およびそれ以上にも受けそう。
H&Mレギュラーラインおよびトレンドラインでは、モードテイストで神南セレクトショップ好きな客層に対応し、クロージング(ビジネスコレクション)ラインは、ZARAの同ラインと比べて、同じ感覚で、2ランクくらい割安感がありますからサラリーマンにも使い勝手がいいかも。
今後、検証を重ねて変化・進化を続けて行くと思いますが、そんな具合に、渋谷という立地の中で、30-40代の客層のお手軽ファッションストアという、本来のH&Mのポジションングが発揮されそうなお店になりそうだというのが感想でした。
また、ちょくちょく覗いてみたいと思います。
いつもお読み頂きありがとうございます。
こちらのアイコンをクリックして応援よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>人気blogランキング に参加しています。
【第8位】↓down(09.9.25現在)
| Permalink | 0
Comments