国内市場の足元を固めてこそ、成功する海外出店
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9月15日の繊研新聞に、日本のアパレル企業の中国出店に関する記事が掲載されていました。
先行して進出し一部を除いて苦戦が続く大手アパレル、今後、出店を加速する有力SPAのユニクロ、無印良品、ハニーズに続いて、ポイントが参戦するようです。
これらの日系企業のねらいは、ずばり中国の中間層。
すでにZARA、H&Mが上陸を果たし、急速にファッション感性、正しくは、感性と価格のバランスに対する生活者の満足度のハードルが上がる中国ファッションマーケットでは、ちょっとばかり知られたあこがれの日本のファッション企業だからと言って、進んだファッション文化の国?から来たからと言って、上から目線で誰もが成功すると思ったら大間違いでしょうね。
2年くらい前に、国内で成長が伸び悩み始めた百貨店、GMS、大手ファッションチェーンがこぞって、株主対策で、中国進出を打ちだしたころ・・・
一方で、世界のファッションマーケットを震撼させ、満を持してのH&Mの日本上陸が発表された後、上陸後のファッションマーケットへの影響度、状況を予測して、空襲警報を出し、国内臨戦体制に入った企業がどれだけあったでしょうか?
本当に危機感を感じて、自らの「立ち位置」を確認し、足元を固めたのは、ユニクロ、しまむら、ポイントくらいだったのではないでしょうか?結果は、今の各社の業績にはっきりと表れていると思います。
「日本で駄目だから海外へ、というのではなく、日本で勢いがあるからこそ、海外進出をする。決して簡単だと思っていない」
これは記事にあったポイントの幹部の方のコメントです。
全くその通りだと思いました。
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【第8位】→stay(09.9.15現在)
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