ユニクロシューズとABCマートのリアル・レザーコレクション
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9月17日の日経新聞、繊研新聞、18日の日経MJに、ユニクログループが取り組む靴事業、「ユニクロシューズ」発売に関する記事が掲載されていました。
17日のTBS系列「朝ズバ」などのTVバラエティ番組なんかでも取り上げられていたんで(こういうのって、ニュースなんですかね~番組中CMなんですかね~)、結構宣伝効果はあったでしょう。
同グループは、g.u.(ジーユー)などを展開するGOVリテイリングの不採算靴事業であった、ワンゾーンが展開していたフットパークの閉店を決め、その代わりに「ユニクロ」のイメージ、ブランド力?を使って新たに立ち上げる靴事業がこの「ユニクロシューズ」になるというわけです。
GOV社が展開する「ユニクロシューズ」は、今秋、ユニクロがアパレルで打ち出す素材のひとつネオレザー(合皮)などを使用し、得意のユニクロモデル(=企画、生産、店頭販売まで自社で手掛ける)で、パンプス、ブーツ、カジュアルシューズ、スニーカーなど、企画製造、このたび、ユニクロの大型店66店舗、ジーユー70店舗、ビュー(靴専門店)99店舗計235店舗とネットで発売スタートしたようです。価格帯は1990円~4990円とのこと。←マーケットの中では、普通の値段。
2010年8月期には、同事業で40億円の売り上げを目指すようです。
一方、9月16日の日経新聞に、ABCマートが、ユニクロの「ネオレザー」を意識してか?今秋から販売スタートする「リアルレザー」コレクションとネーミングされた靴に関する記事が掲載されていました。
本革を使って、3000-5000円台に抑えたメンズ、ウィメンズシューズコレクション・・・商品を見てみないとわかりませんが、国内産業保護のため、高関税率で、皮靴の値段がべらぼうに高い日本において、本革でこの価格の実現は、きっと、LDC特恵関税国、関税ゼロのバングラ、ミャンマー、カンボジアあたりで計画生産をした商品なのでしょう。同社にとっては、すでに実績のあるオペレーションの応用版、こちらはどこまでのグレードを実現できたのか、現物を見るのが楽しみ。
まあ、立ち上げたばかり、成功に向けてのパートナーを募っている段階のユニクロシューズと本業勝ち組のABCマートのこれらの商品を比較したら失礼ですが、18日の日経MJの記事の中で、ABCの野口社長は、
「衣料品に比べ、靴は色やサイズの在庫管理に手間がかかる。(ユニクロシューズについては)試着の接客なども含め、店舗での運営をどう効率化できるかが見もの」
とコメントしていました。
実は、ちょうど、昨日、ユニクロ銀座店で、1階のウィメンズコーナーのユニクロシューズ売リ場、4階のメンズの同売り場を見る機会がありました。
正直、シューズ売場を見つけるのにちょっと苦労したのですが・・・TV効果もあってか、ウィメンズは、奥様方でごった返していました。ウィメンズはなかなかの面(ツラ)だと思いましたが、メンズはまだまだ(浅草の問屋直販店で売っているようなツラ)なので、これから大いに改善が必要、というのが私の印象です。
しかし、せっかく、グループ会社に靴専門店があるのに、わからなかったのかな~と残念に思ったのは、ABCの野口社長のコメントではないですが、靴を売る体制ではないってことですね。
中央什器に箱を棚置きし、狭い通路の売り場(ストックルームじゃないんだから・・・)は、お客さん、試着にそうとう苦労していましたよ。
アパレルチェーンで、靴バイヤーの経験もある私だったら、たぶん、壁面を使い、タナを抜いて、もう少しゆとりのある通路にして、腰掛けと可動式の鏡はマスト、婦人向けには素足で履かれる方のためにソックスを用意しておくかな~
少なくとも、既存のジーンズのフィッティングルームを活用するとか、ボトム程度の接客くらいはした方がいいと思いますがね・・・
これから試行錯誤され、進化されるのを楽しみにしたいと思いますが、「ユニクロ流」もいいですが、靴事業の方々から学ぶこともいろいろあるのではないかと思うのですがね~
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