+Jプラスジェイは、10月1日オープンのユニクロ・パリ・グローバル旗艦店から販売スタート
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今週のアパレル業界の世間話、ファッションマニアの話題は、10月2日から販売スタートのユニクロxジルサンダー氏コラボプロジェクト、+J(プライスジェイ)に集中。実際、一般の人たちにはどうなのかな~。
日経新聞、繊研新聞などに、10月1日にユニクロがフランスのパリにオープンするグローバル旗艦店で、+J(プラスジェイ)を世界に先駆けて販売するとの記事が掲載されていたので、ちょいと海外の反応を見たくて、海外ネットメディアを覗いてみたところ・・・
やはり、H&Mの十八番をまねている、意識しているという指摘もありますね(笑)
国内敵なしのユニクロにとって、今、目指すべきベンチマーク先はH&Mであるのは間違いないところだと思いますのでね・・・
それから、
ははぁ~ん、なるほど・・・
世界の時差を利用して、10月1日パリで発売スタートして→ロンドン→ニューヨーク→そして10月2日に東京と順に発売してゆく段取りになっていたわけですね。
ファッションの中心地パリから発信して、伝統的なファッション文化伝播の流れに乗って、欧米→東京と発売して行くなんて、憎いこと考えますね、ユニクロさん。今回のプロジェクトをそんなグローバルメディア戦略に位置づけていたとは・・・さすがです。
2020年に連結売上高目標を5兆円と高いハードルを掲げたユニクロのファストリグループ、そのうち海外でなんと3兆円!を上げようという計画を聞いた時、米GAP、ZARAのインディテックスグループ、H&Mなど年商1兆円クラスのSPAのうち2つを買収でもしない限り難しいんじゃないか(笑)なんて思っていましたが・・・
現在、ユニクロ国内事業の圧倒的な収益シェアで成り立っているファストリグループ。海外事業は韓国、香港を中心に、アジア事業は黒字、好調なものの、欧米については、まだまだの模様。
ユニクロが得意なベーシックカジュアルウエアの進出国の事情を言うと、
イギリスでは、ファストリグループより売上規模の大きい先輩のNEXTやウォルマート傘下のASDA(アズダ;西友で発売されたGEORGEを企画製造販売しているところ)が、アメリカは言わずもがなのGAP、フランスにもやはりファストリグループより規模の大きいC&A(オランダ本社)などがマーケットに根を下していますね。
「(パリでは)良いものは高く、安い物は悪い。これを打破したい」
とは繊研新聞に掲載されていたパリ旗艦店出店にあたって行ったファストリ柳井会長の発言。
共感しつつも、上記の状況の中で既存のライバルたちをひっくり返してゆくのは並大抵のことではないと思います。
そんな中で、今回ユニクロが賭けたグローバル宣伝広告プロジェクトでもある+Jプラスジェイがどこまでの効果を発揮するか、とても楽しみなところです。
今回のプロジェクトは、欧米各国にとっては、ユニクロに目を向けさせるインパクトを重視したものになると思いますが、その一方で、やはり、ユニクロには、トヨタ、ソニーを思わせる日本代表として、地道な日本企業らしさ、すなわち、日本が誇る高機能素材、匠の縫製技術、カイゼン努力、そして、今、世界を魅了している日本のサブカルチャーなどをしっかり担いで信頼を勝ち取っていっていただきたいと思う次第です。
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