やっぱりマスメディア広告宣伝は強かった?
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10月14日の日経新聞、企業トップのコメントを掲載している「人こと」の欄に無印良品を展開する良品計画の金井社長のコメントがあり、興味深く読ませていただきました。
無駄な広告を省くことで値ごろな商品を販売してきた無印良品ですが、「商品をそろえて客の来店を待てばよい時代は終わった」と、広告宣伝費を3割上積みして秋からテレビCMの放映を全国で開始したとのこと。
ファッション企業のマーケティングには、おおざっぱに言うと、プッシュ型とプル型があって、
前者は、積極的に来店を促す、テレビCM、価格訴求チラシ、単品訴求雑誌掲載、イベントなどの広告宣伝手段で積極的に「いらっしゃい、いらっしゃい」するやり方で、
後者は、顧客が自ら行きたい、また行きたい気持ちにさせる立地、品揃え、店頭商品の高回転率、サービスを常日ごろから徹底して磨き、広告を出すにしても、イメージ広告に近いもの、あまり広告宣伝費をかけずに、口コミを含めて顧客の輪を広げて行くやり方
だと思います。
ご興味ある方は以前エントリーした以下のブログ記事を読んでみてください。
プッシュ型マーケティングとプル型マーケティング
ここまで言えばおわかりだと思いますが、今、業界は、前者の手法を取るユニクロらの、話題発信、これでもか攻撃に、どちらかというと、業界では美徳?であったり、ローコストオペレーションを行く企業が取る後者にとって、もう、それ以前の問題として、来店客数を根こそぎ持って行かれ、需要を刈り取られ、歯が立たなくなっているという様相ではないでしょうか。
同じことを感じたのか、しまむら、ハニーズ、西友のファッション部門といったこれまでTVCMをしなかったファッション流通企業のCMを見かけるようになりましたからね。
H&M、フォーエバー21、ユニクロと、これだけ話題になっている背景には、同じプレスリリースをするにしても、マスメディアを効果的に動かしている、具体的にいうと、
○朝のニュースバラエティ番組、奥様向け番組→主婦を中心としたバイイングパワーのある女性
(今朝もまたg.u.=ジーユーがニュースみたいな宣伝になってるし!)
○日経新聞や一般紙の活字メディア→ビジネスマン、幅広く一般の方々
といった、今までそれほどファッション関連のニュースを大きく取り上げなかったメディアに火をつけたのがブームの一要因ではないかと見ています。
インターネットの広がりによって、マスメディア斜陽論も聞かれましたが、やはり、まだまだマスメディア広告の即効性は顕在というか圧倒的なのでしょうか。
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