都心店への1日複数回配送
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11月16日の日経MJ、「ブランド深化論」のコーナーで、来年創業35年を迎えるセレクトショップ御三家の1社、シップスが取り上げられていました。
創業から、最近の派生ブランドを中心とした多業態化のチャレンジまでいろいろな話を、いちファンとして楽しく読ませていただきましたが、この記事の中で、取り上げたいのは、同社が都内の店舗に対しての配送を1日2回に増やした、という記述です。
流通業界には、多頻度配送は経費高という見方があるかもしれませんが、少ない在庫で最大の売上を上げることが好調企業の共通項になりつつある昨今、
○物流経費をどう安くするか?
も大切ですが、
○機会損失を減らし、消化を高め、シーズン末在庫を極力残さず、歩留りを高めるためのきめ細かい物流
が見直されているのも現実だと思います。
都心の店舗は家賃も高いので、バックヤードを最小限にとどめて、できるだけ売場面積を広くとり、バラエティ豊かな品揃えを提案しながら、効率も高めたい、
各店で売れる可能性のあるものは、むやみに店舗に振り切らず、必要最小限な分だけ、店舗に配置しておき、ぎりぎりまで、共有在庫として確保。売れた店で、売り逃しが起こらないように、きめ細かく補充したい。
都心の高効率な店は、時間単位でチェックしても、余りある売上利益を上げることもできる、と考えるファッション企業が次々に出てきています。
昨年日本に上陸したH&Mや渋谷109(マルキュー)の一部のブランドも、都心で高販売効率を上げているいくつかの企業は、すでに、1日最多3回までの配送を実現しているのが現状。
この話は、業種は違いますが、なぜコンビニが1日5回配送するのかを考えるとわかりやすいかもしれません。
ますます都心部出店が注目されるファッション流通業界ですが、そんな裏方業務への各社の取り組みにも余念がありません。
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