ブログで振り返る2009年のファッションマーケット(下)
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続きです。
5.ラグジュアリーブランド、ハイエンドブランド受難
リーマンショック以来、世界的に売上が低迷しているラグジュアリー&ハイエンドブランド。ジャンフランコフェレ、クリスチャンラクロワ、ヨウジヤマモトなどの破綻は、その厳しさを物語っていました。
クリスチャン・ラクロワ経営破綻で考えるクリエーションとビジネスのバランス
ヨウジヤマモトが民事再生法適用申請
6.ユニクロプラスジェイ+Jの衝撃
ユニクロがジルサンダー女史と提携したプラスジェイ+Jのリリースは、話題だけでなく、その価格に対する完成度に業界が度肝を抜かれました。業界の常識を覆すと同時にユニクロのファッションブランドとしての認知度、国際化を促進することも間違いないでしょう。
ユニクロxジルサンダーで進むか?「ファッションの民主化」
ユニクロ×ジル・サンダー氏プロジェクト、「+J(プラスジェイ)」が果たす役割
ユニクロ銀座店で見た+Jプラスジェイの感想
7.百貨店が新ビジネスモデルを模索
月次の連続減収記録を更新中で底の見えない百貨店衣料品および身の回り品売り場ですが、低価格業態の導入、量販店向け商品の販売、低家賃歩率の実現によるヤング向けテナントの誘致などに取り組み始めましたが・・・
都心百貨店にツープライススーツ業態が出店
ユニクロの大手百貨店への出店計画
量販店による百貨店改革?
百貨店新モデルとなるか?大丸心斎橋店北館が14日にオープン
8.世代交代
今年注目の2つの世代交代。
ひとつは、世界最大のファッションストア企業の座がリストラ中の米GAPから成長著しいZARAを基幹業態としするスペインInditexグループへ。これは、SPA(ファッション製造小売業)の主流が、ベーシックSPA(第1世代)からファストファッション(第2世代)に移ったことを意味します。
もうひとつは、日本の流通小売業の株価時価総額のトップがセブンアンドアイホールディングスからユニクロのファーストリテイリングに移り変わったことでしょう。こちらは、百貨店→量販総合スーパー→カテゴリーキラーの時代への変遷です。
ともに時代が変わった、ファッション流通のパラダイムシフトを象徴している世代交代と言えます。
ユニクロのファストリ株が上場来高値に
(その後、セブンアンドアイを抜きました)
※GAPとInditexの売上に関するブログエントリーはありません
そのほか
9.下取りセールが盛んに
服のリサイクルに注目していましたが、下取りセールが流通各社で盛んに行われました。
イトーヨーカ堂の不要品下取りセール
下取りセール、顧客心理と回収商品の行き場
10.アバクロ日本上陸
12月に米アバクロンビー&フィッチが日本に上陸しましたが、ちょいと期待はずれは否めません。今後の動向を見守りたいと思います。
いよいよオープン、アバクロンビー&フィッチ銀座店の楽しみ方
アバクロ銀座店に行ってきました
アバクロ日本上陸、気になる実際の日米内外価格差は?
駆け足で1年を振り返ってみました。皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか?
次回は2010年のファッションビジネスの視点についてのエントリーになります。
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