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January 28, 2010

加速する百貨店店舗閉鎖とその跡に来るもの

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 1月26日に発表された西武有楽町店の年内(12月25日)閉鎖のニュースは、銀座の百貨店が閉店する事例として今後も時代の転換期の象徴的な事例として取り上げられることになりそうです。

 そごうの本店(心斎橋)の売却にしても西武のバブルを引きずったチャレンジの象徴である有楽町店にしても、不採算店舗ゆえ、当たり前かもしれませんが、損益にストイックなイトーヨーカ堂グループ傘下になったからこその容赦ない断行だと思いました。

 もともと銀座とは言え、百貨店は出店過剰、供給過剰だと思っていましたし、これからも各所で淘汰が進むと思っていましたが、有楽町西武が入居するマリオンは、学生時代の友人たちとのお決まりの待ち合わせ場所だったので、少し感慨深いものもあります。

 同じくマリオンに入居する阪急百貨店(こちらも不採算店とのこと)はどうなるんでしょうか…と思っていたら京都四条河原町阪急閉鎖のニュース。今年は、投資家のシビアな指摘も受けて、百貨店各グループは、グループ内の店舗の整理、集約、統合を加速させるのでしょうか。

 いずれの百貨店閉鎖後の跡地がどうなるのかも、業界関心事のひとつです。

 グローバルSPAや家電や家具のカテゴリーキラーの入居が取り沙汰されますね。

 確かに、H&Mにしても、ユニクロにしても、銀座を複数店舗で包囲しようと思っているでしょうから、京橋側と有楽町側に更に1店舗づつ欲しいところです。マリオンあたりは彼らにとって、興味のある立地かもしれません。

 ところで、1月28日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に、池袋のメトロポリタンプラザが、ルミネの傘下になり、4月1日から「ルミネ池袋店」になるという記事が掲載されていました。

 また、27日の各紙には、JR東日本が、「エキナカ」コンテンツとしても活用できる高級スーパー紀ノ国屋を買収することに関する記事が掲載されていました。

 そうそう、百貨店淘汰の波の中で、JR系ルミネ、アトレあたりも忘れてはならないプレーヤーなのだな、と思った次第です。

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