ティーンズマーケットの変化とアプローチ
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2月17日の日経新聞に、ティーンズ&ヤングレディースファッションの聖地であるSHIBUYA109(マルキュー)の館全体の売上が14年ぶりに前年割れする見通しになったことに触れ、不況の影響を受けにくいといわれて来た10~20代のファッション消費の変化に関する記事が掲載されていました。
原宿や渋谷に出来たフォーエバー21やH&Mなどの外資ファストファッションや三軒茶屋に出店し、都心出店を加速させる?しまむら(←まだ見にってません、早く行かねば(汗))に客足がとられただけでなく親の給料減に伴う、学生の小遣いの落ち込みが顕著なようです。記事中の金融広報中央委員会の調査によれば
高校生の小遣いが前年比 11.4%減の 6,045円
大学生の小遣いが前年比 4%減の 2万5,839円
とのこと。
私も、アパレル専門店チェーン勤務時代は、客層別(性別・年齢別)客単価や買上げ内容の変化をよく統計分析して、施策を打っていたものですが、他の客層(年齢層)に比べて、学生さんの客単価ってのは、低めですが、シーズンによってセット率(1客あたりの販売点数)や一品単価は変っても、何年間も結構安定的なもので、景気によってあまりアップダウンしないもの、という実感を持っていましたが・・・なかなか現実は厳しいようです。
ティーンズをターゲットにした業態は、そのお小遣いの範囲内で思いっきりおしゃれを楽しめるよう、品揃え、プライスラインの見直しをしなければなりませんから。
また、2月21日の日経新聞、「エコノ探偵団」には、新たに中学生をターゲットにする企業の取り組みに関する記事が取り上げられていました。
中学生時代は決定権を持ち始める時
中学生のお小遣いの月平均は2,018円ですが、月の買い物は32,596円という「ニコラ」編集部手持ちの調査データもあるようで、少子化の中、親のお財布が高校生以上に期待できるようです。
そんな中学生に対して、
・卒業式前にメールアドレスを交換する中学3年生に照準を合わせるケイタイ電話会社
・中学生向け雑貨を中心とした好調のファッションブランド、ワールドの「ピンク・ラテ」
・卒業したらローリーズファーム、を狙う中学生向けアパレルを発売するポイントの「レピピアルマリオ」
の事例が紹介されていました。
私も、関与先にそのあたりをターゲットにした会社がありますし、まさしく娘はその世代に突入して行くところですので、少子化で、パイはそれほど大きくないとはいえ、今後もこのあたりの市場動向にはよく注目しておきたいと思います。
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