ゲオ、ブックオフが中古衣料販売を拡大
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4月29日の日経新聞に、今後、中古衣料品の買取・販売に力を入れるDVD・CDレンタル大手のゲオと中古本リユースチェーン最大手のブックオフに関する記事が掲載されていました。
ゲオは、子会社でアパレルなどリユース事業を展開するセカンドストリートや、ファッションに特化したジャンブルストアーなどのリソースを活用して、現在70店舗まで中古衣料売り場を備えたレンタル店を展開していますが、これを今年度末までに250店舗(総店舗の1/4)に拡大するとのこと。同社の本業であるCD、ゲームソフト販売が低迷する中、中古アパレルの販売で、新しい客層を掘り起こそうという試みです。
一方、ブックオフの本業である本およびソフトのリユースは、順調の模様ですが、もともと関連会社であるリユースプロデュース社が展開している中古衣料品(店名はBスタイル、Bキッズ、Bスポーツ、BINGOなど)の売上がすでに40億円規模になっており、これをさらに拡大すべく、ブックオフと同中古衣料店を併設した複合店を多店化する計画とのこと。
また、同社は事業拡大にあたって、アパレル業界出身者を大量に中途採用するとのことです。
ファッションのリユース、リサイクル市場の拡大には、以前からブログで取り上げるなどして、注目をしておりますが、やはり、キーとなるのは、手軽に不用品を売りに行ける啓蒙活動と環境づくり、そして、ファッションを買う側に立った売り方だと思っています。
値段が安いだけの洋服は、何も古着を買わなくても、いまや新品でも世の中に溢れるほどあるので、このマーケットを深耕するためには、そこそこ感度を備えた服を買う人の感性をくすぐりながら買取り、販売することが必要になるでしょう。
それは、これまでのリサイクル屋の感性ではなく、そこそこ「服が好きな人」だったり、そこらへんが感覚的に「わかった人」が関与しないと実現は難しいのではないかと思っています。
そんな新しいマーケットを創造する上で、異業種のノウハウと人材が結集、融合し、いい化学反応が起こればいいなと思っています。
関連エントリー-中古ファッションマーケットの潜在性
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