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April 04, 2010

ソウルのグローバルSPAの競合事情とユニクロ(その2)

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 ZARA、H&M、MANGOのヨーロッパ勢が入居する、NOON SQUAREが明洞(ミョンドン)の正面玄関とすると、反対側のもうひとつの入り口側に、ユニクロの韓国1番店、年商20億円規模の明洞(ミョンドン)店があります。

 このユニクロの並びに、韓国版ユニクロと言われる?SPAO、香港のジョルダーノ、米GAPと、日米韓中のベーシックカジュアルSPAが軒を連ねているところも見もののひとつでしょう。

 これらグローバルSPAを価格帯の高い順に並べると、こんな感じでしょうか。

 ZARA 日本と同じか少し安め
 GAP  日本と同じか少し安め
 H&M 日本と同じか少し安め
 GIORDANO 最近見ていないので判定不能
 UNIQLO 日本の1.2-1.4倍くらい
 FOREVER21 日本と同じくらい
 SPAO 

 順番は日本と同じかもしれませんが、興味深いのは、UNIQLOのポジショニングです。

 店舗、品ぞろえ、広告宣伝、プロモーションは、ほぼ日本と同じのようですが(一部、韓国ローカル企画や別注色らしきものが見受けられますから生産供給は日本と別オペレーションではないでしょうか)、

 価格は、日本に比べてワンランク高めで、そこそこかっこいい、クールなブランドにポジショニングされているようです。

 そう感じた根拠としては、

○来店客が、日本の大手セレクトショップや少なくともポイントのローリーズファームやレイジブルーに来ているような20代の小ぎれいでファッションに関心のありそうな男女が中心であること、

 もうひとつは、

○ユニクロの現地店舗スタッフ、特に男性がおしゃれでかっこいい

ことが挙げられます。

 多くの男性スタッフが長身で細身、ユニクロのSLIM FITシリーズとスキニージーンズを実に上手に着こなし、髪型は、見るからにヘアサロンでカットし、ワックスで作っている感じのこざっぱりとしたところがあります。

 日本とはちょっと違って?ファッション好きがそこで働くことに憧れて応募している、というのが動機のように感じられます。

 韓国のユニクロに、日本のユニクロがファッションブランドとして一皮剥ける?ヒントがあるかも知れませんね(笑)。

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