絶好調、「オリエンタルトラフィック」の強み
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4月26日の繊研新聞に、都心駅ビルを中心に出店し、好調が続く、ダブルエーが展開する婦人靴専門店、「オリエンタルトラフィック」を紹介する記事が掲載されていました。
厳しい市況の靴業界にあって、数少ない勝ち組の1社として、業界ではずっと、注目されている業態です。
ORiental TRaffic(オリエンタルトラフィック)ウェブサイト
普段、店頭で感じ、記事も読ませていただいて、思った同社の強みを簡単に整理してみました。
○メインターゲット18-28歳の等身大のデザイナーによる企画。どんな服にも合わせやすいシンプルながら程よくトレンド、おしゃれさを取り入れたデザインは通勤からカジュアルまでカバー。
○店頭平均型数(フェース数=色数)は常時約130足(フェース)に絞り込み
○22.5-26センチと幅広いサイズバリエーションを展開
○ケミカル(合皮)製ながら、本革顔負けの面(ツラ)で、価格はパンプス4900ー6900円、ブーツ6900-12800円ととても手ごろ
○店内は、1万円台2万円台が中心の婦人靴店に負けない、ほどよく洗練され、こじゃれた内装、陳列方法を採用
○価格は安くても、靴を大事に長く履いてもらうために、無料のリフト(ヒールの底)交換サービスを実施
女性たちが「着まわす」ならぬ、ガンガン「履きまわす」ためのおしゃれなファッションベーシックであり、履きやすさ、そして、クイーンサイズ(大きいサイズ)まで含めたサイズ展開をしているところが、幅広く客層を獲得し、支持をされている理由ではないでしょうか?
言ってみれば、婦人靴業界の「ローリーズファーム」、といった位置づけでしょうか。意外と無かったんですよね、婦人靴専門店で、このポジショニング。
「オリエンタルトラフィック」は、創業2002年以来、前年比30%増ペースで売り上げを伸ばし、10年8月期、16店舗で年商22-23億円の見込み。今後、年に4-5店舗ペースで出店を続けるとのこと。
20店舗を超えてくると、いよいよ、
・これまでの人海戦術だけでは回せない規模になってくること、
また、
・すでに都心指折りの高効率の一等立地は、ほぼほぼ出店済みの模様なので、今後、多店化を図る中で、高回転の既存店と、それよりも効率の低めの立地の店舗のオペレーションをどううまくコントロールして行くか?
などなど、ファッションストア成長の壁にぶつかる段階に入ってくると思われます。
しかしながら、既存の業界の固定概念にとらわれない姿勢は非常に生活者に優しい婦人靴専門店。今後の成長も楽しみにしたいと思います。
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