韓国のスプリングセール
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韓国ソウルでは、ちょうど4月2日からスプリングセールが始まりました。
日本では、7月の夏のクリアランスセール、1月の冬のクリアランスセールと年2回のシーズン末在庫処分を中心としたセールが主流ですが、こちら韓国では、それに見合う旧盆前セールと旧正月明けのセールの他に、4月と11月、まさに春物と秋物の実売期に、期間限定で、需要喚起を目的として、百貨店、ファッションビルで10%-30%のプライスオフセールを行うそうです。
約2週間くらいのセール終了後は、価格は元にもどります。
アメリカでも3月と8月の需要喚起で、特にまとめ買いを促す「バック・トゥー・スクール・セール」がありますが、似たようなところがありますね。
ロッテ百貨店のセール初日を覗きましたが、欧米ラグジュアリーブランドは、基本的にはセールなし、店内全品00%OFFのローカルブランドの店もあれば、店頭のセール玉だけで対応しているインターナショナルブランドもありましたが、館全体はブランドバッグを持った日本の百貨店にいそうな上品な女性客を中心に大賑わい。
日本の百貨店の業績不振を尻目に、かつて日本の百貨店から学んだと言う韓国の主要百貨店は好業績を続けていますが、韓国の方によると、当地の百貨店は、消化仕入(店頭で商品が売れた時に初めて仕入れと買掛金が発生するしくみ)、販売員もすべてブランド側が出す、実質「場所貸し」で、45%の売上歩合(=家賃)を取ることに徹しているようです。
韓国の百貨店には韓国ブランドの入居が圧倒的ですが、そんな高い家賃歩率なので、儲かっているブランドはあまりないようで、百貨店出店は「広告」と割り切り、その分、路面店で稼ぐという考え方の企業が少なくないようです。
場所貸しとはいえ、ロッテ百貨店を上から下まで見る限り、ブランドとブランドの境に壁はなく、日本の百貨店に比べて、顧客目線で、とても見やすい、比較しやすい、買いやすい統一感のある売り場に感じました。
日本より市場が大きいと言われている韓国のアウトドア市場。同百貨店のスポーツ売り場のアウトドアコーナー、特に、トレッキングシューズ、ナイキ、ノースフェースの売り場は昼間から賑わい、特にノースフェースの売り場は、ユニクロも真っ青なほど、カラフルで、楽しいのにびっくり。
当地の日系大手商社の方の話によると、韓国の景気は、日本に比べて悪くはないようで、山登り、ランニング、ゴルフ需要に支えられたスポーツ市場は堅調とのことでした。
しかしながら、アパレルマーケットは、ZARA、ユニクロ、フォーエバー21、H&Mと次々に上陸を果たしたグローバルSPAのインパクトがすさまじく、中間価格帯のアパレルを中心に国内企業が苦戦をしている構図は、日本と変わらないようです。
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