中国人観光ビザ緩和で国内での日本人の国際性も問われる
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5月19日の日経新聞に、政府が中国人向け個人観光ビザの発行要件を7月1日から大幅に緩和したことに関する記事が掲載されていました。
現在、年収25万元(約350万円)以上の富裕層に限って発給しているビザを
大手クレジットカードを保有
官公庁や大企業の課長級以上
年収6万元(約80万円)以上
など条件を大幅に見直し、中間層を取り込み、従来の10倍にあたる1600万世帯が日本への渡航が可能になり、(他のメディアなどによると)中国人観光客によってもたらされる経済効果は年間4000億円になるのではないかとのことです。
記事によると、今までは、日本国内に入国してそのまま失踪してしまう中国人が多いのではないか、とか、治安が悪化するのではないか、とか心配されていたようですが、な~んかその発想、少々時代錯誤のような気がします。
昨年後半からのラグジュアリーブランドなど高級ブランドの復調は、アジア人観光客に支えられていたと言っても過言ではない状況のようですから、中国人観光客が訪れそうな地域や、買ってくれそうな商品を取り扱っているお店は、早急な対応が迫られます。せっかくのチャンス、取り逃す手はないですから・・・
得意の製造業も国内空洞化、アジアの国々に追いつかれて来ましたし、ますます巣ごもりがちな若者が増えているわが国では、将来、日本は、外国人観光客をどんどん受け入れ、観光立国としての生き残り方を模索するべきだというのが私の持論でもあります。
そのためには、これからは、外国人は、日本に来たら日本語をしゃべれ、とか平気で言ったり、話しかけられたら逃げてしまう日本人ではいけませんよね(笑)・・・変わらないと。
私は、仕事やプライベートで、これまで、だいたい20カ国弱に渡航する機会がありましたが、現地で、外国人、観光客を相手に商売をしようとする人たちは、一生懸命、相手の母国語(日本人だったら日本語)や、自分にとっては外国語である英語を話してアプローチしてくるのが普通でしたね。
特に、スウェーデンやコスタリカといった国では、それらの国が、国際ビジネスをしなければ生きてゆけない位置づけだったり、観光が主産業なため、出会った人々のほとんどが外国人にすごく礼儀正しく接し、親切だったのがとても印象に残っています。
日本もそろそろ、重い腰を上げて、動き始めねばなりませんね。
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