中国人観光客が日本製に殺到する訳
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6月5日の日経新聞エコノ探偵団に、急増する中国人観光客が、なぜ日本製(MADE IN JAPAN)に殺到するのかがとてもわかりやすく書かれておりました。
要点をまとめると
○本物
・日本オリジナルのキャラクターで、「日本でしか手に入らないもの」
・日本では、ニセモノは売っていないという安心感
○安全
・一昨年中国で粗悪な粉ミルクが問題になって以来、ドラッグストアで、粉ミルクを土産として買い求める中国人観光客が急増
○高品質
・日本国内で販売されている製品は、日本製というキャノンのカメラ
また、
○日本製を買って帰ることが自慢になる
というのが欧米の方より特徴的とのこと。
中国人観光客1人あたりの購買額(JUTO調べ)の11万7千円は、全外国人観光客平均額の二倍、中国人会社員月給7-8万円よりも多いようです。
日本は、国内製造業が空洞化しているんで、日本製は年々減っていると思いますが・・・日本製にこだわらなくなった?日本人より、中国の方の方が、その希少価値を理解してくださっているのかもしれません。
リーバイスのジーンズや、コンバースオールスターのMADE IN USAがなくなるというニュースが流れてから、こぞって買い占めたのは、日本人だったという話も思い出されますね。
そういえば、以前、新聞で、「洋服の青山」の青山商事が、数少なくなった日本のスーツ工場で、中国人中間層をターゲットにしたこなれた価格の日本製スーツ生産に取り組み、数量限定でネット通販を中心に販売する記事を読みました。
中国の懐具合に合わせて、量産、低価格の日本製商品があってもいいとは思いますが、「価値」を認めてくれる層があるなら、日本の技術を、高く、あるいは、それなりの価格で売るビジネスがもっともっとあってもいいのになぁ、と感じたものでした。
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