ユニクロの過度なヒートテック強化は下着屋への道?
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8月17日の日経新聞他に、前日16日にユニクロが、この秋ヒートテックを世界で7000万枚販売する、と発表したプレスリリースに関する記事が掲載されていました。
同時に、35℃越えの暑さを記録した日本列島の約800店舗で早くも販売をスタートした模様です。
TVニュースでもその様子を観ましたが、昨年寒くなってから買いに来て、買えなかったから、早めに買いに来た、という顧客コメント以外に、冷房対策で今すぐ着たいという声も・・・。
真夏からヒートテック大活躍のおかしな国になってしまったな~ということと、真夏にどこよりも先に冬物を販売する、実売対応型ストアのはずのユニクロへの違和感を感じざるを得ません。残暑厳しき近年、ユニクロは、他では店頭から下げてしまって、ないけど、もう1枚買っておきたい夏物が、まだまだしっかりあるストアであるべきだと思うんですけどね。
一品単価990-1500円のヒートテック商品、7000万枚のうち8-9割は日本国内で販売するとのこと。
ざっと計算して、800億円は国内で売るということですから、国内ユニクロ事業の秋冬の2割強はヒートテックによる売上ということになるわけですね。これは依存度高い!
年々高まるインナー比率に、うちは下着屋か?と柳井さんが怒ったとか怒らなかったとか・・・
一方で、店頭では、仕込んでしまったジーンズのごり押して的な販売も、多くの業界の方がトレンド外しを指摘するように、気がかりです。
トレンド外しても、CMプロモーションで売れないものはない、という慢心も見え隠れしているような気もします・・・。まあ、レギンスなんかは、完全にフォロワーマーケット、定番の域に入っているので、そこそこ売れると思いますが・・・
さて、ユニクロ国内事業にとっては、前年のハードルの高い9月からの秋冬商戦が始まります。
既存店売上の前年比も気になるところですが、ユニクロがヒートテック強化によって、顧客にとって、どんなストアにポジショニング、あるいはリ・ポジショニングされるのか?この秋も、業界は、ユニクロからは目が離せませんが、そのポジショニング次第で、逆サイドに大きなマーケットチャンスが生まれるかもしれません。
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