サンエーインターナショナルと東京スタイルの統合
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本日、10月15日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に、前日発表された、サンエーインターナショナルと東京スタイルという東証一部上場アパレル大手同士の経営統合に関するニュースが大きく取り上げられておりました。
両社は来年6月をメドに共同持ち株会社TSIホールディングスに移行、3年以内に合併することを視野に入れいるとのこと。
今年のファッション業界の重大ニュースの筆頭に来そうなビッグニュースですね。
日経新聞あたりは、売上高1003億円(14億円の赤字)のサンエーインターと522億円(7.4億円の黒字)の東京スタイルの統合で、ワールド、オンワード樫山に次ぐアパレル3位のホールディングカンパニー誕生なんて報じてましたが・・・銀行や百貨店じゃあるまいし、グローバルSPAのように単一業態なら大きい方がよいですが、多ブランド戦略を採るアパレル企業にとっては、会社の規模が大きければいいという話ではないと思います。
毎年縮小する百貨店マーケットを販路とする企業の生き残り策として、待ったなしの経営統合。
堅実な財務体質、生産インフラは強く、カリスマリーダーを失ったばかりのハード、硬派タイプの東京スタイル、一方、三宅一族のリーダーシップの下、ブランド開発力があり、フットワークの軽いサンエーインター。
企業文化は全く違うように見えますが、お互いの強みを生かして、相乗効果どころではない、「化学反応」くらいを期待しないといけないのではないでしょうか?
いずれにせよ、規模を大きくして、交渉力をつけて、管理部門やインフラ統合によって効率を高めればよい(ホント?)、という百貨店業界の再編とは違って、グローバルSPA時代には、お互いが持っているこれまでの成功体験、強みを組み替えただけでは、これからの時代の本当の強みになるかどうかはわかりません。
統合後は、アジア進出含め、新しいビジネスモデルに果敢にチャレンジされ、アパレル再編、勝ち残りのロールモデルになることを両社には期待したいと思います。
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