H&Mが2011年秋に博多キャナルシティに出店し九州進出
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繊研新聞やネットニュースなどによると、2008年秋に日本上陸を果たし、現在、関東10店舗、関西1店舗と二けた店舗となったH&Mが、2011年秋、福岡博多のキャナルシティに出店し、九州進出をするようです。
来秋のキャナルシティの増床計画に合わせて、GAP(既存)、ZARA、H&M、ユニクロ、コレクトポイントがいずれも400坪超~約750坪まで大型店で出揃うようで(ユニクロが微妙に一番広い面積なのは意地でしょうか(笑))、西日本の世界ファッションSPAの一大集積地となりそうです。この他に日本未進出欧米企業2社と交渉中、というのも気になりますね。
ちなみにディスカウンターのビジネスモデル(低粗利率)と思われるフォーエバー21は、より家賃の安い大名地区に出店を目論んでいるとか・・・
ところで、最近のH&Mの日本での売上を、9月末に同社が発表した第3四半期(09年12月~10年8月)レポートから読み取ってみましたが・・・大阪戎橋と近郊SC2店舗が加わって、9店舗(10月にオープンしたららぽーとTOKYOBAYは除く)での売上は、上半期、6店舗の年間一店舗あたり30億円ペースから20億円台のペースに落ちているようです。おそらく都心店は平均30億円超をキープしていると思いますが、近郊SCは10億円台の前半あたりではないでしょうか?
しかしながら、日本が同社にとって、世界の中でもっとも販売効率の高い国であることは間違いありません。
そして、福岡進出にあたって、興味深いのは、同社の日本全国攻略のための物流戦略です。
物流会社筋の情報によると、上海にアジアのハブ物流を構えていると言われるH&Mは、関東は川崎のディストリビューションセンターでカバーできると思いますが、西日本、特に広島以西攻略にあたっては、福岡あたりにディスストリビューションセンターを構える必要があると思います。
3月に期間限定でポップアップストアを成功させたことを踏まえての福岡本格進出だと思いますが、売れるから店舗を出す、という単純な話ではなく、それに合わせて、物流についても用意周到に考えているのが王道をゆく同社の発想でしょう。
今後も関東への出店が中心になるとは思いますが、来年以降、物流含めて、H&Mの第2ステージが始まりそう・・・
最近は、以前ほどメディアがH&Mを大きく取り上げませんが、気が付いたら、いつの間にか、H&Mのマーケットのシェア、みなさんのクローゼットのH&Mシェアがそこそこ大きくなっていることでしょう。
関連エントリー‐H&Mが博多に9日間限定ショップをオープン
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