女性ファッション誌の付録がバッグ市場を直撃
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11月10日の日経新聞に、「雑誌が売れてかばん不振」という見出しの記事が掲載されていました。
記事によると宝島社が火を付けた、ファッション誌のブランドサブバッグやポーチの付録ブームは止まることなくエスカレート。
宝島社だけの数字になりますが、2009年付録付き女性誌の発行部数は2000万部、今年は10月段階ですでに3000万部に上り、ブランドムック本の1500万部と合わせると、2年足らずで約6500万個の付録バッグが世の中に出回ったとのこと。
記事に市場規模調査でおなじみの矢野経済研究所によるバッグ類の市場規模の10年間の推移のグラフが出ていますが、2000年から2007年は微減しながらも、1.1兆円あたりで推移していたマーケット規模が
08年は、前年比4.7%減
09年は、同9.2%減の9352億円
と「付録ブーム」と連動して下げ幅を大きくしているようです。
ブランドバッグの付録はファストファッション世代の消費行動にマッチし、ブランド側にとっても、ショ袋のように広告宣伝効果が見込めるうまい企画だとは思いますが、ファッション誌も今は良くても、付録がないと売れなくなる麻薬のようなものではないかと感じます。
このブームがどこまで続くものか、次には何があるのか、動向をウォッチしていたいと思います。
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Comments
takaさん、こんにちは。
すっかり秋どころか、冬目前ですね。
個人的にもネタにしようと思ってたんですが、
個人的には、このバッグの付録ってどうなの?
というか、もういいんじゃないの・・・と思ってます。
これじゃ、カバン屋さんかわいそう・・・ずっと思ってました。
街を歩けば(たぶん田舎ほど)、
付録のバッグ持った人ばっかり。
なんていうか、付録という価値観と
ブランドの価値観が・・・もうめちゃくちゃというか。
付録限界までのモノ作りしているのは
モノを見れば理解できるんですけど
でも、たかが付録レベルのものには違いなく。
モノあまりの時代にそんなことしなくても・・・
と個人的には思います。
うちも嫁さんが買うので、いっぱい余ってます・・・。
時々、娘用に重宝するのがありますけど(笑)
Posted by: korter | November 14, 2010 12:17 PM
korterさん
いや~ホントに!
一体、どこまで続くのでしょうか・・・
Posted by: taka | November 16, 2010 09:10 PM
こんにちは。
昨日のカンブリア宮殿で、セシルマクビーが取り上げられていました。
番組の本題ではありませんでしたが、キュート・カジュアル・セクシーと幅広いデザインが揃う点が評価されている、と言うのは非常に頷けるところで、
それを誌面作りに落とし込んでいるのが、『sweet』を初めとする宝島社の雑誌という気がしています。
他誌に比べてテイスト間口が幅広いのも、付録効果に次ぐ強さではないでしょうか。
最近の10代~大学生くらいの方は特に、ギャルやカジュアルというテイスト分けをうまく葬って組合せを楽しんでいるように見えます。
Posted by: aya | November 19, 2010 09:49 AM
ayaさん
その通りだと思います。
今のご時世、ファッション性、デザイン性をおさえながら、間口の広さは成功要因のひとつだと思います。
Posted by: taka | November 20, 2010 03:06 AM